臨床検査技師 学校 総合型選抜（AO入試）制度あり

臨床検査技師になるには、臨床検査技師の資格を取得しなければなりません。資格取得のためには臨床検査技師の勉強ができる専門学校や短大、大学に通って学ぶ必要があります。
臨床検査技師になるには、最低でも3年間勉強をしなければならないため、臨床検査技師の勉強ができる専門学校や短大は3年制になっています。また獣医学系・薬学系学部を卒業している人でも、必要な科目さえ履修していれば臨床検査技師になることが可能です。

臨床検査技師の仕事は血液や尿などを調べ、そこから病気の原因を特定することです。小規模な病院になると、腹部エコーや脳波の検査、肺機能検査なども臨床検査技師が行うことがあります。
また、検査以外にも機器のメンテナンスをしたり、検査試薬の在庫管理を行ったりと、臨床検査で使用するものの管理も仕事のうちです。病院によっては業務終了後に勉強会を行うこともあります。

臨床検査技師に向いている人は、根気強く、探求心のある人です。臨床検査技師の仕事は検体を隅々まで観察し、病気の原因を調査することです。ときには原因を特定することが難しいこともあるでしょう。それでもひとつの検体を徹底的に調べ上げ、わからないことを解決しようとする心構えが必要です。また、基本的に検査や分析を行う仕事のため、生物や化学などの理系学科を得意とする人に向いています。医師に間違った報告をしないよう、何度も検体を調べる慎重さも同時に求められます。

臨床検査技師の就職先は、主に病院や診療所です。また病院から委託を受けて検査を行う臨床検査センターで求人を出していることもあります。そのほかにも、治験を行う企業への就職や、医療機器メーカーで働くといったことも可能です。
現在では病気の治療のために、臨床技師の仕事により細かい検査が求められています。さらに、今後は予防のための検診も増えると考えられており、医療現場で重要な位置を占める職業です。