人間総合科学大学の白石 弘美先生に聞いてみました!
管理栄養士の具体的な仕事の内容を教えて下さい。
平成10年に厚生労働省から21世紀の管理栄養士養成あり方が報告されました。近年、生活習慣病・高齢化社会の時代を迎え、臨床栄養学や栄養療法の技術の進歩があり、その中で管理栄養士は医療現場において「傷病者の栄養アセスメント・ケアプラン」を他の医療スタッフとともに管理していく能力が求められます。また高齢者支援においては要介護老人の栄養ケアマネジマント制度が導入され、管理栄養士の役割が注目されています。学校現場においても「食育」にむけた栄養教諭が導入され、栄養教育の必要性や効果が期待されています。
栄養士と管理栄養士の違いは何ですか?
平成12年の法改正により、管理栄養士の業務内容が明確化されました。また資格に関しても登録制から免許制となり、栄養士・管理栄養士の業務内容が区分されてきました。その違いとして栄養士の業務は給食管理・フードサービス的な健康維持・増進に向けての栄養指導であり、管理栄養士は個人および集団での健康、栄養状態の評価・判定に基づいた個別的、集団的さらには医療的な分野から栄養指導を担う職種です。
人間総合科学大学 ではどんな勉強をしますか?
健康をキーワードとして、より良く生きるために必要な栄養・食の分野でエキスパートとなる管理栄養士を目指しています。そしてライセンスの獲得ばかりでなく「こころ」と「からだ」をとらえて人間の理解し「文化」の領域を含めた、幅広い人間関係を築くことを学ぶ場としています。
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