臨床検査技師 学校

臨床検査技師は、非常に高い医学の知識や技術が必要とされます。そのため、臨床検査技師の資格を取得するためには、学校に通って臨床検査技師としての勉強をしていることが大前提になります。
勉強をするには大学、3年制もしくは4年制の専門学校、臨床検査技師を養成する3年制の短大のいずれかを卒業した上で、国家試験に合格しなければなりません。また、獣医学や薬学の学校を卒業していても、臨床検査技師の受験資格を取得するための科目を勉強していれば受験が可能です。

臨床検査技師の資格は臨床検査技師として働く上で不可欠なものです。臨床検査技師は、専門知識を持った医療のプロであり、医師と同等、もしくはそれ以上の知識が求められる場面もあります。患者さんの病気を治療する中で頼りにされる存在となり、やりがいを感じられるでしょう。
また、臨床検査技師の資格を持っていることが受験の条件となっている資格も多くあります。さらに勉強して臨床検査技師に関連した資格を取得することによって、ステップアップが見込めるでしょう。

臨床検査技師の試験は国家試験で、年に1回東京都や愛知県、大阪府といった全国の主要都市で行われます。200問中120点を取得すれば合格となり、毎年受験者の7割ほどが合格します。
受験資格は3年以上、臨床検査技師としての勉強をして学校を卒業することですが、すでに医師や歯科医師の免許を持っている人も受験が可能です。外国で臨床検査技師の勉強をした人も、日本で勉強したものと同等のレベルであると判断された場合はこれらの受験資格を得られます。

臨床検査技師の試験では医用工学概論、公衆衛生学といった10科目の内容が出題されます。実際に学校で勉強をした内容からの出題のため、日頃の授業内容をしっかりと復習し、受験対策をすれば合格は十分に目指せます。
もし、苦手な科目がある場合には、得意の科目で高得点を狙って、トータルで120点をカバーする方法もあるので、自分なりの対策を立てて受験に取り組みましょう。