埼玉医科大学 保健医療学部の加納 隆先生に聞いてみました!
臨床工学技士とは、どんな資格ですか?
臨床工学技士は現代医療に欠かすことのできないチーム医療の一員であり、医学と工学の両方の知識と技術を提供する医療技術者です。主に、心臓手術で用いる人工心肺装置、自力で呼吸ができない患者さんを助ける人工呼吸器、腎臓の代わりに体内の老廃物を除去する人工透析装置、心臓のリズムを正常に保つ心臓ペースメーカなど、生命維持管理装置と呼ばれる高度先進医療機器の操作や安全管理を行います。
臨床工学技士に期待されていることは何ですか?
手術室、集中治療室、救命救急センター、人工透析室、心臓カテーテル室など、高度医療現場におけるチーム医療の重要なスタッフの一員として、大いに頼りにされ期待されています。また、2007年から施行された改正医療法では、各医療機関に「医療機器安全管理責任者」を配置することが義務付けられ、その役割を臨床工学技士が担うことが望まれています。さらに、医療機器メーカからの求人も増えています。
埼玉医科大学保健医療学部 ではどんな勉強をしますか?
授業科目を履修レベルに応じて4年間にバランスよく配置し、効果的な履修を可能にする時間割編成を採用しています。3年次からの研究室配属で卒業論文にチャレンジし、自主性と問題解決能力を育成します。また、1,2年次から同じ日高キャンパスにある埼玉医科大学国際医療センターの臨床現場を見学し、モチベーション高く勉学に臨めるように考えています。
|