東京医療福祉専門学校の殿村 康一先生に聞いてみました!
あん摩マッサージ指圧師とは、どんな資格ですか?
厚生労働大臣認可による医療系国家資格で、疾病の治療または慰安の目的を持って、人の身体の各部を「押し」「引き」「もみ」「なで」「さすり」「たたく」などの行為が出来るもので、中国から伝来した「あん摩」、西欧から明治時代に導入された「マッサージ」、皮膚を指で押すことを中心とした「指圧」の三つを一つの資格としています。現代社会を反映しその対象は老若男女を問わず、美容、スポーツ、福祉介護など多種多彩な分野へ広がり、現在最も活躍が期待されています。
どんな人材であることが望まれますか?どんな人が向いていますか?
この仕事は心身に不調を訴える人が相手となります。つまり、
1. 患者様の痛みや苦しみが共感できる。 2. 相手との信頼関係を結ぶうえで重要なコミュニケーションを取ることができる。 3. 知識や技術に対する探究心や向上心を常に持ち続けることができる。 以上の三つの要素を持っていることが適性といえます。 東京医療福祉専門学校 ではどんな勉強をしますか?
解剖学など国家試験の出題科目は当然学びますが、これと併せて卒業後にしっかりとした治療が出来ることに力を入れています。とくに鍼灸については三大治療法である中医学、経絡治療、現代医学的治療と特殊鍼法、灸は幅広い治療方法をもつ深谷灸法、あん摩については江戸時代から伝承している吉田流あん摩術を学べることが他校にない特徴です。
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