日本鍼灸理療専門学校の小川 一先生に聞いてみました!
あん摩マッサージ指圧師の資格を取得するにあたり、どんな知識が必要ですか?
古代中国に起源をもつあん摩。ヨーロッパ生まれのマッサージ。そして、古法あん摩、導引、柔術の活法にアメリカの整体術を取り入れた日本独自の指圧。この資格を取得するには、東洋医学と西洋医学のいずれもの知識が要求されます。
国家試験で課せられる科目は医療概論、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡経穴概論、東洋医学臨床論、あん摩マッサージ指圧理論です。 あん摩マッサージ指圧はどんな症状に効きますか?
体表に加えられた心地よい刺激は体内の血液、リンパ液の流れをよくし、新陳代謝を旺盛にし、様々な疾病を予防します。
また、自律神経を介して、内臓諸器官を調整しますので、緊急を要する疾患や感染症、急性炎症を除けば、ほとんどの愁訴や疾患が適応となります。とくに肩こり、頭痛、腰痛、神経痛、麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、ノイローゼ、不眠症、めまい、食欲不振、機能性便秘、気管支喘息、膀胱炎、痛風、貧血、むくみ、疲労回復などに効果が認められています。 日本鍼灸理療専門学校 ではどんな勉強をしますか?
あん摩マッサージ指圧師に必要な科目はもちろん、患者の健康管理、スポーツ分野における手技、高齢社会に対応する介護なども含め、実践的な知識と技能を幅広く学びます。
本校では、あん摩マッサージ指圧師の資格とあわせて、はり師、きゅう師の国家資格まで取得できる教育カリキュラムとなっています。
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