造園技能士に期待される仕事は、緑の空間を創出し、深めていくことです。県や市の仕事の場合、有資格者はとても尊重されています。そのため造園技能士は、最も重要な資格の一つです。試験では小庭園を造る作業試験と、実物の枝から樹木名を答える要素試験などが行われます。

自然相手の仕事なので心地よさを感じることができます。お客様と関わり合いながら植木や石、水、草、花など素材の持ち味が発揮できる庭を考えていきます。庭をつくるには幅広い知識や技術が必要なので、やりがいがあります。お客様が喜んで頂けたときは満足感を感じることができますし、人とのつながりの重要性に気がつきます。庭の美しさは工事が終わった後の維持管理によって変化していきますので、何年も先の庭の姿をイメージしながら手入れをしていくことも魅力です。

造園と園芸の幅広い知識を学び、卒業後現場で活躍できる即戦力の人材を養成します。みどりの分野について初めて学ぶ人でも多くの実習を経験することで基礎知識と技術をしっかり身につけることができます。庭のことだけでなく花についても学習し、「花のわかる庭づくり」を実践します。