横浜薬科大学

幅広い生命科学関連領域で活躍できる人材を育成する

現在の6年制薬学部では臨床の場で医療人として貢献できる薬剤師養成が中心となっており、本来の薬学部が社会から求められる多彩な人材を輩出する目的の比重が小さくなっています。
本学では、薬学的知識を持ち、かつ多彩な領域で活躍できる人材の育成という社会ならびに学生のニーズに応えるために4年制薬科学科を設置します。


※薬科学科〔4年制〕卒業後、薬学部〔6年制〕の3年次に編入が可能です。

◆バイオ・化学系企業で技術者(マイスター)として活躍
　日本企業の1/3は製薬・化学・化粧品・食品等の化学系企業が占めています。こうした企業では本来、化学の知識・技術を有する人材が必要とされ、プロセス及び生産の現場において、確かな薬学・化学的知識を有する技術者(マイスター)の需要は高まっています。本学の薬科学科では基礎的知識に加え、化学実験等の実技を中心としたカリキュラムにより、薬学の知識と最先端技術を習得した学生を育成し、他分野に輩出します。
　◎技術者(マイスター)としての需要が高い企業分野・・・製薬／化学／化粧品／食品

◆生命科学関連の企業や大学院に進学して活躍
　医学分野で世界有数の成果を出すためには、基礎医学の充実が必須であり、薬学・理学・工学・基礎医学・農学の異分野融合を推進する必要があります。基礎医学を主とする研究者は、化学・生物の基礎的知識や技術を有する学生を薬系大学に求めている現状があります。このような背景に基づき、本学の4年制薬科学科は「教育的研究」を通じて創薬知識・技術を学生に供与し、薬学・理学・工学・基礎医学・農学分野の大学院への人材の輩出を目的のひとつとしています。
　◎卒業後進学が可能な大学院学部分野・・・・・・・・・薬学／理学／工学／農学／基礎医学

◆高校・中学の理科教員としての活躍
　昨今、「くすりの適正使用」、「薬物乱用防止」、「健康に関する知識」等が中学校や高校で取り上げられるようになり、本格的な薬学教育を受けた教員の活躍が期待される状況になってきました。薬学は理科の総合的な応用科目であり、薬学部での教育は化学、生物、物理を網羅しております。本学科では自然科学に基礎を置き、生物学、化学、物理学の分野で十分な基礎教育及び専門教育を行います。そこに地学を加えることで、無理なく理科の教員養成が行えるカリキュラムとなっております。

医薬情報担当者(MR)、登録販売者、食品衛生管理者、危険物取扱者、毒物劇物取扱責任者　など