卒業生からのメッセージ |
大人へと成長してゆく彼らに “人として大切なこと”を伝えたい |
2016年卒業
健康医療スポーツ学部 医療スポーツ学科 トレーナー・スポーツコース
藤井 翼 さん
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船橋市立船橋中学校 勤務 |
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現在の仕事について教えてください。
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市立中学校で中学校の教員をしています。専門教科は保健体育です。 現在は1年生のクラス担任をしており、毎日約35名ほどの生徒に囲まれて、にぎやかな日々を送っています。 バレー部の顧問もしているので、朝や放課後の練習では部員たちと一緒に汗を流しています。
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なぜこの仕事を目指そうと思ったのですか?
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「先生」という職業を意識し始めたのは中学の頃です。所属していたサッカー部の顧問の先生がとても尊敬できる人で、憧れていたのです。 私自身は小学校2年生からサッカーを続けていて、「プロになりたい」という気持ちも持っていたのですが、「プロになれなかった時は、学校の先生になろう」と中学校を卒業する頃には決めていました。
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実際に働いてみてどうですか?
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大学時代に机上で勉強していたことが、教室では“子供たちの反応”として、リアルに自分に返ってきます。 予想もつかない反応があることも多く、そのたびに自分自身にも学びがあります。 一筋縄ではいかない、人を相手にした教育の難しさを実感しつつも、手ごたえを感じる日々です。 また、現代において、生徒をとりまく環境もさまざまです。 一人一人の個性を尊重しつつ、生徒の周辺環境に気を配ることなどは、現場で学び、つかんでいくべきことが多いと感じました。 保護者のみなさんとのコミュニケーションも同様に、現場で学んでいくべきところがたくさんあります。
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この仕事のやりがいは?
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子どもたちの成長を手助けできること、成長に立ち会えることが、私の思うこの仕事のやりがいです。 例えば1年生では、入学してからの4か月で、挨拶をしっかり行うことができるようになった、体を動かすことが好きになったなど、どんどん変化、成長してきました。これからも、その成長を一緒に喜び、さらに伸ばしていきたいと思っています。
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どんな学生時代を過ごされていましたか?
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帝京平成大学(以下THU)の総合型地域スポーツクラブ「帝京平成スポーツアカデミー」で、「親子の体づくり教室」の立ち上げに力を注ぎました。 クラブの運営・経営は初めてのことづくしで、活動が軌道にのるまでに時間がかかりましたが、多くの方の協力のもと教室を開くことができました。 現在も続いているこのクラブの設立や運営に奮闘した日々は、忘れられない思い出です。
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資格取得への道のりについて教えてください。
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教員採用試験では、筆記試験はもちろん、模擬授業・集団面接・集団討論などが行われます。その対策として、模擬授業については授業で、集団面接、集団討論についてはキャリア支援室の指導を受けて練習していました。
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受験生へのメッセージをお願いします。
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「THU」は比較的、自分でさまざまなことを選択できる大学だと思います。 私が帝京平成スポーツアカデミーの活動に打ち込んだように、何かに実践的に取り組むことができる環境があります。 これから大学を選び、勉強を重ねるみなさんも、ぜひ、「大学に入学する」という目的の先に、夢を持っていてほしいと思います。 そして、なりたい自分になるために、大学4年間をどう過ごすかを自分自身で選択し、より充実した大学生活を送ってほしいと思います。
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