【保存版】大学の“志望理由・志望動機”書き方を紹介!(例文あり)

大学 更新日 2023.11.16
【保存版】大学の“志望理由・志望動機”書き方を紹介!(例文あり)

目次

大学受験で「総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜(推薦入試)」を受験する際、ほとんどの大学で志望理由・志望動機の提出が求められます。

いきなりそんなこと言われてもそもそも何を書いたらいいのかわからない…


これといって志望理由が見つからない…


今まで志望理由・志望動機を書いた事がなく、こんなふうに悩んでいる高校生も多いのではないでしょうか?

この記事では志望理由・志望動機を書く際に「押さえるべきポイント」と「実際の書き方・例文」をご紹介します。

読み進めていくことで、「自分でも志望理由・志望動機が書けそう!」と思ってもらえるはずです。

ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。



「志望理由・志望動機」を書く際に押さえるべき3つのポイント

志望理由・志望動機に書く内容は大きく分けて、「自己PR」と「志望理由」の2つです。

大学側は志望理由・志望動機から、文章力・人柄・目的意識・意欲・将来性などを判断します。

そのため、志望理由・志望動機を書くためには、下記のポイントを押さえておく必要があります。

書く時の「3つ」のポイント
  • アドミッションポリシーを理解する
  • 自己分析で自分自身をよく知る
  • 志望校をよく知る

ひとつひとつ詳しく解説していきます。


アドミッションポリシーを理解する

アドミッションポリシーとは、「大学がどんな学生を求めているかを記載した指針」です。

学部や学科ごとにアドミッションポリシーを定めている大学もあります。

自己PRと志望動機で、自身がその大学のアドミッションポリシーに当てはまる人物であることをアピールする必要があります。

アドミッションポリシーは、入試要項や大学のホームページ・パンフレットなどに掲載されているので確認しましょう。


自己分析で自分自身をよく知る

次に「自己分析」を行いましょう。

自分の長所や強み、自分ならではの経験を把握することでしっかりした自己PR文章を作ることができます。

自己分析の方法については「自分を最大限に表現する自己PRの書き方」の章でご紹介します。


志望校をよく知る

志望理由には、なぜその大学・学部・学科で学びたいのかを書く必要があります。

学びたいことがその大学以外でも学べることだと、志望理由として説得力に欠ける内容になってしまいます。

志望校が強みとして打ち出している要素と、どんなことが学べるのかしっかり分析しておくようにしましょう。


文章にする際の基本ポイント

志望理由・志望動機では内容はもちろん、文章力も評価されます。

下記の5つは、基本的なポイントとして押さえておきましょう。

文章を書く時の5つのポイント
  • 誤字・脱字がないようにする
  • 文字を丁寧にキレイに書く
  • 文末の表現を統一する
  • 原稿用紙を正しく使う
  • 大学への提出書類として適した文章表現にする

基礎的な内容も含まれていますが、詳しく見ていきましょう。


誤字・脱字がないようにする

書き終えたら、必ず誤字・脱字がないかをチェックしましょう。

テストのようにその場で提出するものではないので、文章をゆっくり見直す時間はあります。

そのような状況で誤字・脱字がある文章を提出すると、評価が大幅に低くなります。

誤字・脱字がないようにするのは、一番の基本です。


文字を丁寧にキレイに書く

文字は丁寧にキレイに書きましょう。

字がうまくないというだけで不合格になることはありませんが、雑に書かれていると良い印象にはなりません。

自分なりに、なるべく丁寧でキレイな文字を書きましょう。


文末の表現を統一する

文末の表現は統一するようにしましょう。

文末の表現がバラバラだと読みにくい文章になります。「だ・である」「です・ます」の2パターンがあるので、どちらかに統一しましょう。

文末の表現を統一することで、違和感なく読みやすい文章になります。


原稿用紙を正しく使う

志望理由・志望動機は通常、原稿用紙で文章を書くので、原稿用紙の使い方のルールを守ることが重要です。

  • 文章の書き始めや段落を変えるときには1マス空ける
  • 句点やカッコも1マスに書く

などのルールがあります。


大学への提出書類として適した文章表現にする

大学への提出書類として、適した文章表現にしましょう。

適切な文章表現にすることで、読み手が内容に集中できます。

例えば、「自分」は「私」「志望する大学」は「貴学」と書きます。不適切な表現を使い、内容以外の面でマイナス印象を与えないよう気を付けましょう。


目を引く書き出しの書き方(例文)

志望理由・志望動機の書き出しは、文章で何を伝えたいのか要点を書きます。

一番良いのは、冒頭の一文を読んだだけで、なぜその大学を選んだのかが伝わる書き出しです。

  • 自分の将来の目標と、その志望校で何を学びたいのか
  • 志望校に興味を持ったきっかけや、魅力を感じているポイント

例としては、下記のような書き方があげられます。

書き出しの例文@

私は将来〇〇を目指しています。そのために必要な知識を貴学の■■学部△△学科で学べると感じたため、志望いたしました。

書き出しの例文A

私が貴学を志望した理由は高校時代の〇〇の経験を生かし、〇〇の専門性を高めることができる環境であると感じたからです。

志望理由・志望動機は簡潔でわかりやすく書く文章力が求められます。

まず書き出しで何を伝えたいのか要点を書くことが大切です。


自分を最大限に表現する自己PRの書き方(例文)

大学は自己PRで主に「大学にあった学生か」と「人間性」を評価しています。

「大学にあった学生か」というのは、前述したアドミッションポリシーにあてはまる人物かということです。

「人間性」は、強みや長所などから入学後どんな研究や活動に貢献してくれるかをみています。

自己PRと言われても、「そんなに自信をもって主張できることがない」「特別、アピールできるようなものが特にない」という人もいるかもしれません。実際、「〇〇の全国大会で1位になった」というような華々しい実績だけを求めているわけではありません。

自分の強みや体験・経験を、大学生活や将来にどのように生かせそうか」を伝えることができれば良いのです。

そのため自己PRを書くためにはまず、自己分析を行って自分の能力や経験を把握することが大切です。

  • 自分の長所、強みは何か?
  • 幼少期〜高校時代に一番頑張ったことは何か?
  • その体験からどんなことを学んだのか?

などを深掘りしましょう。

自分自身では気付いていない長所もあるかもしれないので、周りの人に聞いてみるのもいいでしょう。

自己PRの例としては、下記のような書き方があげられます。

自己PRの例文@

私は人一倍好奇心が強い性格です。両親が旅行好きのため、幼い頃から国内や海外の旅行に出掛けていました。旅先で文化の違いや多様性を実感し、国際交流に興味を持つようになりました。

自己PRの例文A

私は高齢者の悩みを聞く地域のボランティアに参加していました。高齢者の方に話を聞くと、病気やケガなどの健康面の不安以外にも、話し相手がいないという孤独感など精神的な不安を多く抱えていることがわかりました。

このようなリアルな声は行政に届いていないのではないかと感じ、国や行政に興味を持つようになりました。

大学受験の自己PRでは自分の人間性を知ってもらい、大学の理念や求める学生像であることをアピールする必要があります。

自身の実体験を盛り込みつつ、オリジナリティのある自己PRを作成しましょう。


志望動機を魅力的に伝える書き方(例文)

志望動機の項目では「何を学びたいのか」と「なぜその大学で学びたいか」の2点を書きましょう。

大学は、大学や学問に対しての意欲・興味・関心などをみています。

重要なのは「この大学は〇〇だから〇〇を目指す自分に合っている」という、自分だからこそ当てはまる志望理由を明確に文章化することです。

オリジナリティのある志望動機を書くには、大学や学部・学科のことを詳しく知る必要があります。

そのためには、

  • オープンキャンパスに参加する
  • 学校案内やホームページを読む
  • 学びたい分野についての本を読む

などを行うと良いでしょう。

どんな教授の講義やゼミがあるのか、卒業生はどんな活躍をしているのかなども調べるとより理解が深まります。

志望動機の例としては、下記のような書き方があげられます。

志望動機の例文@

貴学の〇〇学部を志望したのは、海外の文化や語学について幅広く学べる講義を設けている点に魅力を感じたからです。

また、全学生が1年間の海外留学を行うプログラムも活用したいと思っています。貴学の学習環境を活用して、国際的に活躍できる〇〇を目指したいと思っています。

志望動機の例文A

貴学の〇〇学部を志望したのは、学生が模擬授業をとおして授業を行う力を養う講義が豊富なためです。 また、小学校でのボランティアの活動を行っていると知り、より深く児童教育について学べると感じました。

より具体的に「なぜその大学に行き、何を学びたいのか」を伝えましょう。

志望動機・志望理由が見つからない場合は前述の通り「オープンキャンパスに参加」してみたり、「パンフレットを見てみる」のもいいでしょう!


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良い印象を残す文章の締めくくり方(例文)

最後はしっかりと文章を締めくくりましょう。

文章の締めくくりは、全体の印象を左右する重要な役割を持っています。

具体的には「本文の要約」「将来に対する展望」を書きます。

本文の要約では、これまでに記載した自身の志望や目標を簡潔にまとめて伝えましょう。

将来に対する展望では、大学生活を経て将来社会にどのように貢献できるかを示すことで、意欲をアピールできます。

文章の締めの例としては、下記のような書き方があげられます。

締めくくりの例文@

貴学に入学後は、できるだけ多くの講義から学ぶことはもちろん、アルバイトやボランティア活動にも積極的に挑戦します。

そこで、人とのコミュニケーションを学び、将来〇〇となった際に、それらの経験を生かしたいと思います。

締めくくりの例文A

以上の理由から、私は貴学〇〇学部■■学科への入学を志望します。

そして、貴学の△△教授のゼミに参加し、その重要性を多くの人々に伝える教育者になりたいと考えています。

要約し、展望を述べて、適切な言葉で締めくくれば、良い印象を残すことができるでしょう。


自分らしい大学の志望理由・志望動機を書いてみよう

志望理由・志望動機は、自分の経験や考えをもとに書くものです。人によって内容が異なり、ただひとつの正解は存在しません。

ぜひ一度、手順に沿って志望理由書を書いてみましょう。

最後に、これまで説明した書き方に沿った志望理由・志望動機の例をご紹介します。

例文

私は将来、小学校の教師を目指しています。そのために、貴学〇〇学部■■学科への入学を志望します。

私が小学校の教師を目指したきっかけは、小学2年生当時の担任の△△先生と出会ったことです。 当時の私は、あまり外交的な性格ではなく、友人と外で遊んだりするよりも、本を読んだり勉強したりすることが好きでした。子供らしくないと言われることもありましたが、〇〇先生は私の個性を認めてくれました。そこで私は自分に自信が持てるようになり、より一層勉強に励むようになりました。 〇〇先生のような、子供を一つの枠にはめるのではなく、ひとりひとりの個性を伸ばすことができるような教師になりたいと思うようになりました。

貴学■■学部△△学科を志望したのは、学生が模擬授業をとおして授業を行う力を養う講義が豊富なためです。 また、小学校でのボランティア活動を行っていると知り、より深く児童教育について学べると感じました。

将来は、授業力があるだけでなく〇〇先生のような子供たちの個性を理解し支援していける教師を目指し、貴学での4年間で1日1日を大切に学びたいと思っています。

志望理由・志望動機は、その場で提出するテストとは異なり時間を掛けて書くことができます。一度書き終えた後は、学校や塾の先生などに読んでもらい、添削してもらうのが良いでしょう。

この記事を参考に、自分らしい大学の志望理由・志望動機を書いて、合格を目指してくださいね!


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