新型コロナウイルスの影響で、進学を断念しないために【高等教育無償化、奨学金について】

奨学金・学費 更新日 2020.05.11
新型コロナウイルスの影響で、進学を断念しないために【高等教育無償化、奨学金について】

目次


新型コロナウイルスの影響を受けて、家計の収入減少で進学を諦めないといけない・・

と進学をあきらめようとしていませんか?

そんな方を応援するための、支援制度があります。
「高等教育の修学支援新制度(いわゆる高等教育無償化)」や「奨学金制度」です!

これらの支援制度を利用して、自分のやりたい夢を目指しましょう!

高等教育の修学支援新制度(高等教育無償化)とは



高等教育の修学支援新制度(高等教育無償化)は、2020年4月にスタートした新制度です。

大学や専門学校などに安心して進学するために2つの支援があります。

@授業料・入学金の免除または減額(授業料等減免)
A給付型奨学金(返す必要のない奨学金)の支給

●対象となる学校は?
一定の要件を満たした、大学、短期大学、高等専門学校(4年・5年)、専門学校に通う学生・通う予定の学生が支援を受けられます。


●対象となる人は?
@2021年3月に高等学校等(本科)を卒業予定の人 もしくは 高等学校等(本科)を卒業後2年以内の人
または、
既に専門学校・大学・短大・高等専門学校(4、5年生)に在学中の学生(国公立・私立ともに対象)



A世帯収入や資産の要件を満たしていること。住民税非課税世帯及びそれに準ずる世帯です。

住民税非課税世帯
 年収約270万円未満のご家庭
または、
住民非課税世帯に準ずる世帯
 年収約270万円〜約300万円未満のご家庭
 年収約300万円〜約380万円未満のご家庭

※年収によって支援してもらえる金額が変わります。

また、今回の新型コロナウイルスの影響を受けて、世帯(父母等)の収入が大きく減った人 は、「家計の急変」として申し込みできます。

急変後の所得(見込)で、所得基準を判定します。 2019年度に申込みして対象外となった人も、支援対象になる可能性があります。


B進学先で学ぶ意欲がある 学生であること

 成績だけで判断せず、レポートなどで学ぶ意欲を確認します。進学後にしっかり勉強しなかった場合には、支援が打ち切られることもあるので注意しましょう。


高等教育の修学支援新制度(高等教育無償化)の支給額・減免はどれくらい?



●給付型奨学金の支給額は?
学校区分と、国公立か私立、自宅生か自宅外生がどうかで金額が変わります。

参考までに私立の場合の給付額です。



※住民非課税世帯の学生の場合の金額です

●授業料・入学金の減免はどれくらい?
新しい給付型奨学金の対象者は、進学先の大学・専門学校等に申し込むことで、授業料と入学金の免除・減額 を受けることができます。学校区分と国公立か私立でも金額が変わります。

参考までに私立の場合の給付額です。



※住民非課税世帯の学生の場合の金額です


高等教育無償化の特集ページもあります。会話形式でわかりやすく解説していますので、詳しくはこちらをご覧ください。

⇒ 高等教育無償化特集




高等教育の修学支援新制度(高等教育無償化)を申請しよう!


「給付型奨学金」は、高校3年生の場合、進学する前年の4月下旬から、高校などを通じて日本学生支援機構(JASSO)へ申し込むことができます。

まずは、自分が支援の対象なのかJASSOの資金シミュレーターで確認し、希望する進学先が対象か確認して申し込みましょう。

秋頃に結果が高校などを通じて通知されます。

「授業料等減免」は、入学時に、進学先の大学・専門学校等に申し込みます。
下記で主なスケジュールを確認してみましょう!

スケジュール(2021年4月から支援を受けようとする高校3年生の場合)



※在学中の場合はスケジュールが異なりますので各校にご確認ください。

また、現在在学生で、今回の新型コロナウイルスの影響を受けて、家計が急変した場合は、随時申し込みができます(急変事由の発生後3カ月以内に申し込み)。

そのほかの奨学金制度について



さらに、新制度では、各自治体などによる奨学金などの支援と併用することが可能です。

ただし、他の各支援事業の実施主体において、新制度との併用を制限している場合があります。
詳しくは各支援事業の実施主体にご確認ださい。

※JASSOの第一種奨学金(無利子)は、新制度の支援区分(第T区分〜第V区分)に応じて、貸与を受けられる金額が制限されます。

ここからは、そのほかの奨学金制度について説明します。

奨学金制度の運営主体は、大きく2つに分けられます。
@公的機関が運営するもの
A民間団体が運営するもの

さらに、下記の2パターンに区分されます

@給付型奨学金(返済の必要がない)
A貸与型奨学金(卒業後に返済が必要)

日本では貸与型が大勢を占めています。

日本学生支援機構(JASSO)の貸与型奨学金について


貸与型の奨学金制度の中でも一番使われているのが、JASSOの奨学金です。

進学後に本人が月々受け取り、卒業後に本人が返していきます。

申込時期
申し込み時期は、高校3年生の春頃に、高校で申し込む「予約採用」、進学後の春または秋頃に、進学先の学校で申し込む「在学採用」があります。



貸与型奨学金の種類
貸与型奨学金の種類は、下記の2種類があります。
第一種奨学金(無利息)
特に優れた学生で、経済的理由により、著しく修学が困難な人に貸与します。大学、短大、専修学校及び大学院で学ぶ人を対象とした奨学金です。

第二種奨学金(利息付)
在学中は無利息、卒業後は年3%を上限とする利息付きです。第一種よりもゆるやかな基準によって選考されます。大学、短大、専修学校及び大学院で学ぶ人を対象とした奨学金です。


貸与金額
採用された月から学校を卒業するまで、毎月1回、金融機関の本人口座に振り込まれます。複数の金額が設定されている場合は、いずれかを選択できます。

家計収入が一定額以上の場合は、各区分の最高月額以外の月額から選択することになります。

第一種奨学金(無利息)の場合


第二種奨学金(利息付)の場合

30,000円/50,000円/80,000円/100,000円/120,000円のいずれか

返還について
返還は、卒業後の7ヶ月目から始まります。毎月、口座から引落されます。
病気・災害・経済困難で返還が難しくなった時には、救済制度もあります。

減額返還制度
災害、傷病、経済困難、失業などの返還困難な事情が生じ、一定期間、減額して返還期間を延長することで、返還が継続できる場合に願い出できる制度です。
※返還予定総額が減額されるものではありません。延滞している場合は願い出できません。

返還期限猶予制度
災害、傷病、経済困難、失業などの返還困難な事情が生じ、一定期間返還を待ってほしい場合に願い出できる制度です。※返還すべき元金や利息が免除されるものではありません。

返還免除
本人が死亡し返還ができなくなったとき、精神若しくは身体の障害により労働能力を喪失、または労働能力に高度の制限を有し、返還ができなくなったときに、願い出により返還未済額の全部又は一部の返還が免除される制度です。


さらに詳しく知りたい方やそのほかの奨学金については、こちらをご覧ください。

奨学金ナビ

返済が免除になる看護奨学金制度について




看護奨学金制度は、看護学校(専門・短大・大学全て含む)に通う学生が、毎月5万円程度、入職を予定している病院から貸与してもらえる制度です。
在籍期間で考えると、専門学校・短大(3年制)なら180万円、大学なら240万円になります。※金額は病院によってことなります




看護奨学金の特徴は、他の奨学金と異なり、条件によっては返済する必要がないところです。
どんな条件?と思う方、まずは以下よりぜひご確認ください!

看護奨学金の返済免除の条件とは?


金銭面以外にも、看護奨学金には色々なメリットがあります。
看護学校に入学する前から入学後まで、様々なサポートを受けることができます。






進学先が決まっていても、決まっていなくても、高校生のうちから看護奨学金について調べておくことがとっても大切!
3病院ほど資料を請求してみて、内容を見比べてみましょう。

家の近くの病院や金額から、探してみよう!

各校の学費支援制度について



これまでご紹介した制度以外にも、学校独自の奨学金制度や優遇制度、特典制度、学費分割制度など様々学費サポートを設けている学校はたくさんあります!

いきたい学校の学費サポート制度を確認してみましょう。

学費サポートが充実している学校はこちら

学費サポートがある学校特集

お役に立ちましたか?いいね&共有お願いします!
  • 友達にメールを送る
  • Twitterでツイートする
  • LINEで送る

学校をご紹介

人気のタグ

タグの一覧へ

奨学金・学費の記事

奨学金・学費の記事一覧へ

今月の人気記事

カテゴリーの一覧

ページトップへ戻る
関連サイト
看護師になろう