柔道整復師とは?独立や開業もできる国家資格

柔道整復師とは、一般的には接骨院で患者様に対し施術を行う専門職を指し、骨・関節・筋・腱・靭帯などに発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、手術をしない非観血的療法つまりは人の手によって、整復・固定などを行い、各種疾患・怪我などの治療を行っています。

また、医師の指示によって施術後の後療法を行い、怪我の応急処置から治癒まで携わることができます。国民健康保険を始めとする各種健康保険を扱える数少ない資格です。医師以外に骨折や脱臼に対しての施術を唯一認められています。
※脱臼・骨折の施術は、医師の指示がなければできません(応急手当を除く)

柔道整復師になるには?


柔道整復師になるには、国家資格の取得が必要です。文部科学省より指定された学校または厚生労働省より認められた柔道整復師養成施設(専門学校や大学など)に通い必要な科目を履修後、国家試験に合格すれば柔道整復師免許を取得することができます。

履修科目は、解剖学(骨や筋肉、内臓の名称・働きなど人体の基本的な科目)、生理学(内臓の働きやホルモンなどをより詳しくしたもの)、運動学(骨や関節の働きなど)、病理学概論(癌や腫瘍など病態について)、公衆衛生学(環境汚染や消毒法など)、一般臨床医学(内科疾患など)、外科学概論(手術方法など)、整形外科学(レントゲンや外傷など)、リハビリテーション医学(後遺症に対してのアプローチ方法など)、柔道整復理論(骨折・脱臼などの整復や固定について)、関係法規(柔道整復師法などの法律について)の11科目と柔道・包帯固定の実技があります。

柔道整復師の国家試験


柔道整復師の試験には筆記と実技の2種類があり、実技は毎年11月頃に実施され2人1組で柔道の形と骨折もしくは脱臼の整復・固定を行います。筆記は毎年3月に実施されます。200問の一般問題と30問の専門必修があり、一般科目は6割以上、専門必修は8割以上で合格となります。実技と専門的な勉強となるとかなり敷居が高いように感じますが、専門学校などでしっかり勉強していれば7〜8割の合格率となっているので決して難しいものではありません。

柔道整復師のメリット


柔道整復師のメリットは何といっても開業ができることです。開業するためには資格と柔道整復師法で定められた必要最低限の設備だけあればいいのです。一般的には他の接骨院や整形外科で技術や経営ノウハウを学んでから開業しますが、極端な話ですが免許取得後すぐに開業することも可能です。患者様に行う施術方法、いわゆる「手技」は数えきれない種類があり考え方もさまざまです。一つの手技を完璧にマスターし職人として施術をするのも良し、色々な手技を組み合わせて幅広い疾患にマルチに対応するも良し、開業すれば自分の理想とするものをとことん追及することができます。

また、保険請求する場合には対象となる疾患に対して施術をすることが前提となっていますが、自費診療(保険を使わず全額患者様に負担してもらう診療)を行っている接骨院も中にはあり、マッサージや美容関係、健康体操教室など医療だけではなく人の生活に密着したサービスも提供することができます。

柔道整復師の将来性


柔道整復師は日本発祥で独自の特徴を持っており、鍼灸(しんきゅう)や按摩(あんま)と同じように東洋医学に位置づけられています。服薬や手術をメインとする西洋医学とは異なるので、非観血的療法を主とする技術は注目されています。有名な海外サッカーチームで専属トレーナーとして活躍した日本の柔道整復師もいます。

国内では接骨院の他に整形外科で勤務することができ、業務内容は医師の助手や骨折・脱臼に対して整復・固定を行うのはもちろん、セラピストや全国病院理学療法協会の会員になると理学療法士と一緒に患者様のリハビリに携わることができます。

福祉業界での活躍


福祉業界では、通所介護(デイサービス)などで利用者に対して運動などの機能訓練を行う機能訓練指導員の配置が必須となり、機能訓練指導員になるには看護師や理学療法士、柔道整復師などの医療系の資格が必要なため福祉の業界でも需要が増えてきています。

小さなデイサービス施設であれば社会福祉法人ではなく株式会社などの営利法人でも運営可能です。最近では半日だけ高齢者を預かり、入浴や食事の提供が無く機能訓練のみを比較的元気な方にサービスを行う機能訓練特化型の施設が増えてきています。接骨院を経営しながらデイサービスの責任者・オーナーとして運営していくのも良いかもしれません。

柔道整復師の魅力


柔道整復師免許は取得後、接骨院や整形外科など各病院施設に就職すること、スポーツトレーナーとして自分が好きなスポーツもしくは選手として活躍していた競技に携わること、経営者として接骨院や他職種の施設を何店舗も経営すること、日本の代表として海外で活躍することなど、一つの資格で様々な展開ができることが最大の魅力です。さらに理学療法士、鍼灸師といった同じ医療系の資格や福祉系など他の資格も併せることができれば選択肢はさらに広がります。

いかがでしたか?柔道整復師のことが少し理解できたでしょうか?ベスト進学ネットには柔道整復師の学校がたくさん掲載されています。進路選びや再就職でお悩みの方は、いろいろな可能性を求めて柔道整復師を目指してみませんか?
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