「スポーツに関わる仕事がしたい!」を叶える学校選びのコツ

柔整・鍼灸 更新日 2023.12.04
「スポーツに関わる仕事がしたい!」を叶える学校選びのコツ

目次

アスリートだけでなく一般の人もスポーツへの意識が高まっている現代。高齢者や子ども向けのスポーツ教室が増えるなど、スポーツに関わる仕事のニーズは増加しています。
ここではスポーツ関連の仕事と、スポーツ系専門学校で学ぶ内容についてご紹介します。



スポーツに関わる仕事の種類は?


ひとくちに“スポーツに関わる仕事”といっても、さまざまな種類があります。その一例をご紹介しましょう。

▶プロスポーツ選手


日本には野球、サッカー、ゴルフ、ボクシング、相撲、競馬<など多くのプロスポーツがあります。表舞台に立つ選手は華やかなイメージですが、いかに良いパフォーマンスをするかが重視され、常に結果が問われる厳しい職業です。有名選手になれば試合だけでなく、タレント業やCMなどでも活躍する選手もいます。
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▶監督・コーチ


プロやアマチュアスポーツにおいて、選手の成長や試合の指導に携わります。科学的アプローチやメンタル面のサポートに加えて、選手の強み・弱みを理解し、効果的な指導を行います。競技によっては資格が必要で、Jリーグでは指導者資格(コーチライセンス)の取得が求められます。情報整理力と伝達力が必要で、選手の個性を引き出し、信頼関係を築きながらチームをまとめることが求められます。選手の技術だけでなく、メンタル管理やコミュニケーション能力も不可欠であり、長期的な成功に貢献します。
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▶リハビリトレーナー・メディカルトレーナー


ケガをしてしまった選手の治療やリハビリなどを行うとともに、健康管理をサポートする仕事です。施術にはマッサージやストレッチが含まれ、効果的なトレーニング方法も提供されます。病院や治療院、スポーツクラブで働くほか、特定のスポーツチームや選手の専属としても活躍します。国家資格は必須ではないが、理学療法士、柔道整復師、はり師・きゅう師、あん摩・マッサージ指圧師の資格があった方が有利です。
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▶スポーツ審判員


野球、サッカー、テニス、ボクシング、ラグビー、柔道など、審判員は各スポーツの試合において欠かせない存在です。ルールに基づき公正なジャッジを行い、試合を円滑に進行させる仕事です。プロ野球やサッカーなどでは審判員に正式な資格が要求されており、スポーツ系の専門学校で学ぶか、アスリート経験を積んでから審判員を目指すことが有効です。例えば、プロ野球の審判員の多くは元選手であり、引退後に試験を受けて審判員に転身するケースがあります。審判技術だけでなく、肉体的な強さも求められる仕事です。各スポーツ団体や協会が独自の条件や認定試験を設定しており、目指す審判員としての条件や資格を把握することが重要です。
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▶スポーツジャーナリスト


スポーツに関するニュースなどをメディアで伝える仕事です。データの収集や試合結果の予測・分析も行うほか、選手の取材も行います。競技や選手の魅力をいかに引き出せるかが重要です。スポーツジャーナリストになるためには、大学や専門学校でスポーツや情報メディアに関する知識を学び、その後テレビ制作会社や出版社などに就職するのが一般的です。職場は主に新聞社や出版社で、一部はフリーランスとしても活動し、競技経験者が転身することもあります。知名度が上がれば、スポーツ大会などでのコメンテーターとしての活躍や、講演会や本の執筆依頼も増えることがあります。
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▶スポーツプロモーター


スポーツ大会を企画したり、国際試合やエキシビジョンマッチを開催したりスポーツイベントを総合的にプロデュースする仕事です。開催場所や日程の選定から始まり、選手や団体との交渉、広報活動、メディア対応まで、全体のプロデュースを行うため、企画力や交渉力・管理能力など高いビジネススキルが求められます。イベントの成功に向けて、様々な問題解決力や組織力も必要です。資格面では、特定の必須資格はないものの、スポーツに関する深い知識が必要です。スポーツの動向や観客の好みを把握し、それに基づいて魅力的なイベントを企画するためには、業界経験やネットワークが役立ちます。スポーツプロモーターになるには、通常はイベント会社や広告代理店などで経験を積むことが一般的で、実務を通してスキルを磨いていきます。
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▶スポーツトレーナー


スポーツ選手が心身ともにベストの状態で力を発揮できるよう、健康管理やコンディション調整を行うのがスポーツトレーナーです。プロスポーツチームやスポーツジムなどで活動し、怪我の予防からトレーニング方法、生活リズム、メンタルケアまで幅広い知識とスキルが求められる職業です。また、競技中の応急処置や怪我後のリハビリも重要な仕事です。資格は必須ではありませんが、選手の直接的な処置が多いため、柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、理学療法士などの医療系国家資格を持つことが多いです。高齢化や健康志向の時代においては、スポーツジムやトレーニングセンター、学校、企業などでの需要も増加しています。そのため、スポーツトレーナーは専門的な資格を持ち、豊富な知識で選手や一般の方々に質の高いサポートを提供する役割を果たしています。
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▶トレーニング指導者


トレーニング指導者は、スポーツ選手やフィットネスクラブのメンバーなど、運動を行う人たちに対して、適切なトレーニングプログラムを作成し、指導を行う専門家です。資格としては「トレーニング指導者(JATI-ATI)」が挙げられ、この資格を持つ人が一般的にトレーニング指導者と呼ばれています。JATI-ATI資格を持つトレーニング指導者は、運動や健康に関する専門知識を有しており、仕事内容は就職先により異なりますが、主に個々の目的や目標に応じたトレーニングプログラムの作成と指導が中心です。トレーニングコーチやストレングストレーナー、パーソナルトレーナーなど、様々な分野で活躍できます。
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▶スポーツデータアナリスト


スポーツデータアナリストは、様々な情報やデータを駆使してプロチームや選手を支援する仕事です。蓄積されたデータを分析し、トレーニングの内容や試合へのスケジュール調整を提案して、選手やチームのパフォーマンス向上を促進することです。IoTやテクノロジーの進展により、細かなデータの収集と管理ができるようになり、スポーツデータアナリストの重要は増加しています。スポーツデータアナリストには特別な資格が必要ではありません。しかし、蓄積されているデータを理解し、それを実践的なアクションに変える能力が必要です。スポーツデータアナリストになるためには、特別な資格は必要ありませんが、多くの場合、大学、短期大学、専門学校の卒業が応募条件とされています。大学の学科や授業でスポーツアナリストの知識や経験を積むことが重要であり、中にはスポーツデータアナリスト科や関連の授業が設けられている大学もあります。大学時代から積極的にスポーツデータアナリストとしての活動や経験を積むことも推奨されています。
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▶スポーツメーカー勤務


スポーツメーカーでの仕事は、スポーツ用具の企画、デザイン、販売を担当します。店頭販売品から法人向け品、トップアスリート向けの特注品まで、様々なスポーツ用品に関わります。スポーツに詳しい知識を持つことが望ましいですが、スポーツメーカーへの就職には、単にスポーツが得意であるだけでは十分ではありません。スポーツメーカーで働くためには、企業が求める人物像を理解し、それにマッチするようなアピールが必要です。熱いスポーツへの思いはプラス要素として活かせますが、本質的な要点は企業の期待に応えることです。そのスポーツの魅力や幅広い知識とスキルが求められます。
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▶体育教諭


教員免許を取得し、学校で“体育の先生”として働く仕事です。スポーツの実技だけでなく、心身の健康を維持するための広範な知識が必要です。例えば、正確な体の仕組みの指導や、ケガに備えて的確な応急処置法なども教えます。体育の授業だけでなくクラブ活動を担当することもあります。体育教師になるためには、大学や短大で小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭のいずれかの免許を取得し、教員採用試験に合格して教師としての資格を得る必要があります。特に中学校や高等学校では、保健体育の専門的な指導が期待されます。
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まずは自分のなりたい職業を固めよう



スポーツに関わる仕事をしたいけれど仕事内容が具体的にイメージしにくい場合は、自分がスポーツを通して何をしたいのかを考えてみましょう。
例えば、自分が得意とする競技のプレーをしたい、競技の指導をしたい、選手をサポートしたい、スポーツの楽しさを伝えたいなど、職種をジャンルごとに分類すればやりたいことが見えてくるかもしれません。

プレーをしたい


【選手】
競技の技術を高め、プレーを通して観客に感動を与える仕事です。プロへの道は各競技で異なりますので、自分の目指すスポーツについて調べましょう。プロ以外では、実業団選手になって社員としての仕事をしながら選手生活を送るケースもあります。いずれも選手として活躍するには高い技術力と精神力が必要です。


競技の指導をしたい


【監督・コーチ】
各競技の技術を教え、選手を育成する仕事です。プロ選手を指導する場合はコーチ自身が元選手であることが多いようですが、名選手が必ずしも名指導者ではないともいわれています。一般の人に教える場合は、相手の技術レベルや適性に合わせることも大切です。

また、学校の先生として生徒を指導する場合は教員免許が必要になります。


選手をサポートしたい


【リハビリトレーナー・理学療法士・鍼灸師・柔道整復師・栄養士・アスレチックトレーナー】
選手がおこなうスポーツに合った筋力アップや健康管理を支援する仕事です。マッサージやリハビリなどを通して選手の回復を促す理学療法士や、栄養面から身体作りをアドバイスする栄養士などもスポーツ選手を支える重要な仕事です。中には医療系の資格が必要な職種もあります。

【スポーツ用品デザイナー・プロ用具係】
競技で使用する用具を開発したり、管理したりする仕事です。スポーツ用品メーカーの社員として商品開発に携わる人も多いようです。用具の管理は選手自らすることもありますが、プロの場合は専門の用具係がいる場合も。選手のプレーに大きな影響を与える仕事です。


スポーツの楽しさを伝えたい


【スポーツ記者・カメラマン・番組ディレクター】
新聞やテレビなどのマスコミで、スポーツに関する記事や番組をつくる仕事です。テレビ局や新聞社の社員として働く場合もありますが、フリーのジャーナリストも多く活躍しています。スポーツについての知識が深いことはもちろん、取材した内容を分かりやすくまとめる能力も大切です。

【アウトドアインストラクター・キャンプ指導員・レクリエーションインストラクター・レジャー施設運営スタッフ・公園ツアーガイド】
山・海・公園・レジャー施設などを訪れた人たちに、スポーツを安全に楽しむ方法を教える仕事です。ハイキングなどの軽い運動からパラグライダーなどの高い技術が必要なものまで、対象となるスポーツは様々です。相手の体力や環境に合わせた運動方法を提案することが大切です。


どんなことを学ぶの?



スポーツに関わる仕事を目指して専門学校に通う場合、どのような授業を受けるのでしょうか。
例として、「スポーツトレーナー」を目指すコースの授業内容を見てみましょう。トレーナーとして必要な実技(テーピング、救急技術)と知識(解剖学、生理学、栄養学、心理学)に加えて、社会人として必要なビジネス教養をバランスよく学べるのが特徴です。
・運動生理学
・栄養学
・スポーツ医学
・テーピング実習
・ビジネス教養
・救急技術
・発達教育論
・スポーツ心理学
・スポーツデータ分析
・解剖学


入試や学費について



スポーツ系の専門学校の入試ではどのような点が重視されるのでしょうか。試験内容と入学後の学費をチェックしましょう。

入試の注意点

スポーツ関連の専門学校の入試科目は「書類審査」と「面接」がほとんどです。専攻する分野を理解しているかどうか、将来なりたい職業について考えているかどうかを質問されることが多いようです。自分の熱意を学校側に伝えられるように自己分析と自己PRを準備しておきましょう。
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学費の注意点

学費については学校やコースによって異なるので一概にはいえませんが、スポーツ系の専門学校は施設・設備費の割合が大きいのが特徴です。授業料のほかに、合宿や研修などの実習費、プールやグラウンドの施設費などを確認しておきましょう。

奨学金については、専門学校では公的な奨学金を受けられますが、学校独自の奨学金制度を設けているところもあります。特にスポーツ系の専門学校ではスポーツ特待生制度があるところもあるので、学校のパンフレットやオープンキャンパスで確認してみましょう。
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スポーツ系の専門学校にはさまざまなコースがあり、迷ってしまうこともあるでしょう。ベスト進学ネットにはスポーツ系の学校がたくさん掲載されています。まずは自分のなりたい職業をイメージするためにも各学校のパンフレットを取り寄せましょう。

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