看護学校での勉強【看護師・ミユキさんの体験記】

看護師に興味を持っている高校生のみなさん、こんにちは。私は看護師のミユキと申します。ここでは私の実体験に基づいた体験をお話しします。今回のテーマは『看護学校での勉強』です。

看護学校での勉強


看護学校へ入学すると、専門の勉強が始まります。病院に就職すれば○○科といったように専門の科に配属されることもありますが、学校では当然のことながらすべての分野(科)の勉強をしなくてはなりません。また、これらの専門分野の勉強にくわえ、英語や音楽・関係法規などの授業もカリキュラムに組み込まれているのが一般的です。
さらには、校内実習・臨地実習もあるので覚えることややることはたくさんあります。大学のような選択科目は2教科ほどしかなく、それ以外はすべて必修科目となります。そのため授業数も毎日ぎっしり詰まっています。私が通っていた専門学校では、毎日85分授業が1限から4限まで。時折先生の都合で休講となることもありますが、一般大学のように「今日は午後から」「今日の授業は1教科だけ」というようなことはほとんどありませんでした。

看護学校のカリキュラム


看護学校のカリキュラムは大きく分けると「基礎分野」「専門基礎分野」「専門分野T」「専門分野U」「統合分野」「専門分野臨地実習」「統合分野臨地実習」に分かれています。さらにここから、基礎分野には心理学・倫理学・人間関係論・英語など14単位前後、専門基礎分野には微生物学・解剖学・病理学・薬理学など20単位前後など、それぞれの分野からさらに細かい単位分けがされており、教科の数だけでいえば40教科ほどにのぼります(学校により多少異なる場合があります)。これがすべて必修科目となっているので、教科書の数も膨大・配布されるプリント類はもちろん多く、試験やレポート・課題なども常にあるような感じになります。

臨地実習は、1年次に約2週間の実習が2回、2年次には約2週間が1回・約3週間が2回、3年次には5月から11月までの約半年の実習があります(1年・2年の実習期間・回数は学校によって多少違いはありますが、3年次の約半年に及ぶ実習はどの学校でも行われているようです)。

また臨地実習だけでなく、1年・2年次には校内実習もあり生徒同士での介助や採血のテストも行われます。これらの実習にはすべて実習記録の提出があり、中には事前学習・関連図・日々の報告書・手順書などの作成が毎回必須となってきます。慣れてくればこれらの記録物も少しは早く書けるようになりますが、実習期間は記録物を仕上げるだけでも相当な時間をとられてしまいます。

教科が終わる度にそれぞれの教科の筆記試験があり、赤点をとれば再試です(私の通っていた学校では60点以下は再試でした)。本試なり再試なりで、必ずその教科の単位を取得しなければなりません。実習では筆記試験と同じように各項目が点数化され、必要点数以上をとることで単位を取得していきます。

卒業試験と国家試験


3年生での約半年に及ぶ実習が終わると、次は3年間で学んだすべての教科を再度筆記試験として受ける卒業試験が待っています。この卒業試験でもすべての教科で必要点数以上をとりクリアすることで初めて卒業資格が与えられ、「看護師国家試験受験資格」が得られるのです。この受験資格を得られたからといって看護師になれるわけでなく、最後は国家試験に合格しなくてはなりません。このように、看護師とは医療現場で働く重要な仕事でもあるため簡単な道のりとはいかないのが現実です。

看護学校で勉強するコツ


先にも述べた通り、看護学校の必修科目は相当な数があります。そのため、少しでも勉強時間を有効に使い、再試も避けたいところです。先輩などからの情報提供や出題形式の傾向などは、あらかじめ情報収集して頭に入れておくことも大切だと思います。そして試験後すぐに、自分の覚えている範囲でどのような問題が出たかを紙に書きだしたり、教科書やプリントで試験に出たところはマーカーをひいたりしておくと、もし再試になってしまった場合などは役に立ちます。また、自分だけでは覚えている範囲に限度があるので、友達と試験内容を共有することも大切です。本試で無事に単位が取れたとしても、卒業試験があるので、こうした試験後の対策をやっておくと卒業試験対策にもなるのでいいかと思います。

以上が私の看護学校時代に行った勉強となります。私は再試を1度も受けることはなく、学年では4位で卒業することができました。看護学校での勉強は本当に大変で、専門的な内容である分覚えるのも大変です。少しでも効率良く時間を使い1つでも多くのことを覚えるためにも、普段からの授業はしっかり聞いておくこと、また基礎的なことはすべての授業につながっていくので、基礎的な部分をしっかり頭に入れておくことでスムーズな理解につなげていきましょう。

看護学校でのこうした勉強についていくためにも、高校時代にしっかりと学力をつけておくことも大切です。しっかりと学力をつけたうえで看護学校の入学試験にチャレンジするようにしてくださいね。
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