助産師の一日の流れと将来のキャリアプランを紹介!
看護師
更新日 2023.02.07
目次
助産師には、出産の介助以外にも多くの仕事があります。さまざまな役割を持つ助産師が、どのような一日を過ごしているのか知りたい方もいるでしょう。
この記事では、助産師の一日の流れを具体的に紹介します。仕事のやりがいや、将来のキャリアプランについても解説するので、助産師を目指す人はぜひ参考にしてください。
助産師は、子どもを生み育てる女性や家族を支え、健康と命を守る魅力的な仕事です。人間同士の深い関わりの中で働くため、非常にやりがいのある職業といえます。
助産師がやりがいを感じる点について、以下にまとめました。
それぞれについて、詳しく説明します。
大切な命を守り支えることは、助産師としての大きな役割であり、大きなやりがいを感じるでしょう。
同じ女性から信頼され、頼られる存在であることは、助産師にとって大きなやりがいとなるでしょう。
助産師の声かけに勇気づけられたり、悩みが解消されたりする妊婦さんは少なくありません。一番近くで見守る職業だからこそ、感謝の言葉を贈られる機会は多いでしょう。
助産師の実際の仕事は、どのように行われているのでしょうか。
この章では、病院の産科病棟に勤務する助産師の一日の流れについて紹介します。
上記の勤務例は日勤の場合です。
病棟勤務では昼夜を問わないため、助産師は交代制で働いています。
助産師の一日の業務内容について、詳しくみていきましょう。
病院によって異なりますが、病棟勤務では勤務帯によって業務分担がされる場合が多いです。業務の例としては、リーダー業務、メンバー業務、外来業務などがあります。
医療現場では、カルテなどの記録だけではイメージがつかみにくい情報があります。夜勤助産師から直接確認する作業は、入院者に寄り添ったケアを行うために重要です。
カルテよりも詳しい情報を得ることができ、ケアについての意見交換もできます。新人助産師にとっては、先輩からアドバイスを受ける貴重な時間です。
授乳のコツや、乳腺炎と呼ばれるトラブルなどが主な相談内容です。育児について悩む女性に寄り添う場面が多く、助産師としての専門性も発揮できる業務です。
助産師の仕事には、紹介した日勤の業務以外にも夜勤やオンコール勤務もあります。オンコール勤務とは、自宅待機をする勤務体制です。助産師の人手が足りない場合に、すぐに応援に駆けつけられるよう準備しておきます。
自分が将来どのような姿になりたいか、どのような働き方をしたいかを考え、計画することをキャリアプランといいます。職業に関わらず、自分で立てたキャリアプランに向かって学び続ける姿勢が大切です。
では、助産師にはどのようなキャリアプランがあるのでしょうか。代表的な2つのプランを以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
上記に紹介したキャリアプラン以外にも、教育職や行政職としてのキャリアや、海外活動に重点をおくキャリアもあります。助産師の活動は非常に多岐に渡るため、さまざまなキャリアプランの設定が可能です。
キャリアプラン設定の際には「助産師としてのキャリアのゴールをどこに定めるか」をまず考えましょう。「達成するにはどうしたら良いか」「どのような経験が必要か」など、自分が今やるべきことが明確になります。
この記事では、助産師の一日の流れと仕事のやりがい、将来のキャリアプランについて解説しました。
助産師の仕事は昼夜問わないため、大変な仕事だと感じる人もいるでしょう。しかし、人との関わりの中でさまざまな経験を積める素晴らしい職業です。
助産師の実際の働き方や、将来のキャリアプランについて学び、自分に合った進路選択をしましょう。
この記事では、助産師の一日の流れを具体的に紹介します。仕事のやりがいや、将来のキャリアプランについても解説するので、助産師を目指す人はぜひ参考にしてください。
助産師のやりがいを3つご紹介
助産師は、子どもを生み育てる女性や家族を支え、健康と命を守る魅力的な仕事です。人間同士の深い関わりの中で働くため、非常にやりがいのある職業といえます。
助産師がやりがいを感じる点について、以下にまとめました。
●命の誕生に立ち会える
●女性の一生に寄り添える
●妊婦さんとの深い信頼関係が生まれる
●女性の一生に寄り添える
●妊婦さんとの深い信頼関係が生まれる
それぞれについて、詳しく説明します。
命の誕生に立ち会える
助産師の仕事の魅力といえば、新しい命の誕生に立ち会えることではないでしょうか。家族の始まりの瞬間を共有できる喜びは、感動的であり、何事にも代えがたい経験です。大切な命を守り支えることは、助産師としての大きな役割であり、大きなやりがいを感じるでしょう。
女性の一生に寄り添える
助産師は妊婦だけでなく、思春期や更年期など、さまざまな年齢層の女性に関わります。「体や心について相談したい」「正しい知識を知りたい」などの女性の悩みに寄り添う仕事です。同じ女性から信頼され、頼られる存在であることは、助産師にとって大きなやりがいとなるでしょう。
妊婦さんとの深い信頼関係が生まれる
助産師は、女性の妊娠前から出産後までの長い期間をサポートします。妊婦さんが不安な時期を乗り越える原動力が、助産師との間に築かれる深い信頼関係です。助産師の声かけに勇気づけられたり、悩みが解消されたりする妊婦さんは少なくありません。一番近くで見守る職業だからこそ、感謝の言葉を贈られる機会は多いでしょう。
さっそく学校を探してみよう!
助産師の一日の流れは?
助産師の実際の仕事は、どのように行われているのでしょうか。
この章では、病院の産科病棟に勤務する助産師の一日の流れについて紹介します。
時間 | 業務内容 |
8:00 | 情報収集 |
8:15 | 夜勤からの引き継ぎ |
9:00 | 病棟・外来業務 |
11:30 | 休けい |
12:30 | 病棟・外来業務(母乳外来など) |
16:00 | 引き継ぎ準備 |
16:30 | 夜勤への引き継ぎ |
17:15 | 記録確認や翌日の準備 |
17:30 | 業務終了 |
上記の勤務例は日勤の場合です。
病棟勤務では昼夜を問わないため、助産師は交代制で働いています。
助産師の一日の業務内容は?
助産師の一日の業務内容について、詳しくみていきましょう。
8:00情報収集
出勤して最初に行うのは、入院者の情報収集と業務分担の確認です。自分の受け持ちを確認し、状況の変化やケア計画についての情報を集めます。病院によって異なりますが、病棟勤務では勤務帯によって業務分担がされる場合が多いです。業務の例としては、リーダー業務、メンバー業務、外来業務などがあります。
8:15夜勤からの引継ぎ
引き継ぎとは、夜勤の助産師から入院者の現状や注意点などの情報を聞く業務です。医療現場では、カルテなどの記録だけではイメージがつかみにくい情報があります。夜勤助産師から直接確認する作業は、入院者に寄り添ったケアを行うために重要です。
カルテよりも詳しい情報を得ることができ、ケアについての意見交換もできます。新人助産師にとっては、先輩からアドバイスを受ける貴重な時間です。
9:00病棟・外来業務
助産師は、日によって異なる業務に分担されるのが一般的です。リーダー業務
リーダー業務とは、チーム全体の調整をする仕事です。医師や薬剤師、技師と連絡を取り、必要な検査や処置などを依頼します。メンバー業務
メンバー業務は、出産介助や産後ケア、赤ちゃんのお世話が主な仕事です。出産介助では、お産がスムーズにすすむようにフォローします。たとえば、マッサージや足湯で体を温めたり、呼吸の仕方を教えたりといった支援です。産後ケア
産後ケアでは、授乳や抱っこの仕方、おむつの替え方などの育児指導を行います。出産したばかりの女性は、精神的に不安定になりやすく、細やかな配慮が必要です。慣れない育児に奮闘する女性を支える姿勢が求められます。外来業務
外来業務は、医師の診察を助けるのが主な仕事です。健診を受ける女性は、緊張や不安を抱えている場合も少なくありません。女性にとって、負担の少ない心地よい時間になるための配慮が必要です。母乳外来
母乳外来とは、退院後の女性が赤ちゃんを連れて来院する相談機関です。助産師は予約時間に待機をし、来院した親子の相談を受け付けます。授乳のコツや、乳腺炎と呼ばれるトラブルなどが主な相談内容です。育児について悩む女性に寄り添う場面が多く、助産師としての専門性も発揮できる業務です。
16:30夜勤への引き継ぎ
自分の受け持ちや、分担業務について夜勤助産師に報告します。お産の進み具合や入院者の有無など、前日からの状況の変化は助産師にとって重要な情報です。分かりやすく正確に伝えるスキルが求められます。17:15業務記録の確認
日中に行った業務をカルテに記録します。翌日の準備や入院者への対応など、残った仕事を終えて業務終了です。助産師の仕事には、紹介した日勤の業務以外にも夜勤やオンコール勤務もあります。オンコール勤務とは、自宅待機をする勤務体制です。助産師の人手が足りない場合に、すぐに応援に駆けつけられるよう準備しておきます。
さっそく学校を探してみよう!
助産師のキャリアプランは?
自分が将来どのような姿になりたいか、どのような働き方をしたいかを考え、計画することをキャリアプランといいます。職業に関わらず、自分で立てたキャリアプランに向かって学び続ける姿勢が大切です。
では、助産師にはどのようなキャリアプランがあるのでしょうか。代表的な2つのプランを以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
経験年数 | 病院助産師としてのキャリア | 開業助産師としてのキャリア |
---|---|---|
1年目 | 基本的な実践能力を身に付ける。病院や診療所の産科病棟の業務に慣れる。 | |
3年目 | 30例以上の出産介助経験を積むのが理想。100例以上の妊婦健診と50例以上の産後ケアの実践を目指す。専門的な実践ができるようになり、研究会での事例発表も可能。 | |
6年目 | ハイリスクな出産の知識と技術を習得する。産科病棟だけでなく、NICU(新生児集中治療センター)や救急外来などを経験し、幅広い視野が身につく。 | |
10年目 | 新人教育や研修に携わる。指導的立場として、院内の職能研修にも関わる。 | 開業への準備開始。助産師としての経験を活かし、専門性をしぼった支援を構築する。 |
上記に紹介したキャリアプラン以外にも、教育職や行政職としてのキャリアや、海外活動に重点をおくキャリアもあります。助産師の活動は非常に多岐に渡るため、さまざまなキャリアプランの設定が可能です。
キャリアプラン設定の際には「助産師としてのキャリアのゴールをどこに定めるか」をまず考えましょう。「達成するにはどうしたら良いか」「どのような経験が必要か」など、自分が今やるべきことが明確になります。
まとめ
この記事では、助産師の一日の流れと仕事のやりがい、将来のキャリアプランについて解説しました。
助産師の仕事は昼夜問わないため、大変な仕事だと感じる人もいるでしょう。しかし、人との関わりの中でさまざまな経験を積める素晴らしい職業です。
助産師の実際の働き方や、将来のキャリアプランについて学び、自分に合った進路選択をしましょう。
さっそく学校を探してみよう!
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