理学療法士の給与・平均年収ってどのくらい?わかりやすく解説!

リハビリ系 更新日 2022.06.01
理学療法士の給与・平均年収ってどのくらい?わかりやすく解説!

目次

理学療法士の給与や平均年収はどれくらいなのでしょうか?
給与は仕事に対するモチベーションを左右する大事なポイントと言えます。
今回はデータに基づいて給与やボーナスの相場についてお話をしていきます。

理学療法士の給与と平均年収・ボーナスは?


まずは理学療法士の給与と平均年収・ボーナスの3つについて男女計の平均は以下の通りです。平均年収は「きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額)で計算しています。

給与平均年収ボーナス
29万円418万円70万円
出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
(出典を基に加工して作成)



就業者の平均年齢を33.9歳、平均勤続年数が6. 5年の平均値でこのような結果となっています。就職先の規模や勤務形態によっても変わるため就職活動をする際にはよく考えておきたいポイントです。また職場によっては、資格取得を目指すことで資格手当がつく場合もあります。

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経験年数ごとの平均賃金とボーナスはどれくらい?


では次に、理学療法士の経験年数ごとの給与と平均収入、ボーナスについて紹介します。
経験年数が上がるにつれて、どのように変わっていくのでしょうか。

経験年数給与平均年収ボーナス
0年22万円311万円47万円
1〜4年24.5万円356.5万円61.2万
5〜9年26.8万円390万円67万円
10〜14年30万円436万円75万円
15年以上33万円485.5万円82.5万円
出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
(出典を基に加工して作成)

経験年数に応じて、給与・ボーナス、それに伴い平均年収が少しずつ上がっていることが分かります。

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理学療法士は働く場所で給与が変わるの?


理学療法士が活躍する現場には施設や病院、さらには医療機器メーカーの営業職など多く存在します。
働く場所が違うと勤務形態や基本給が変わるため給与に大きく影響すると言えます。
先ほどもお伝えしたように会社の規模も影響します。
では企業規模が違うと、給与、平均年収・ボーナスはどのように変化するのでしょうか?

企業規模給与平均年収ボーナス
1000人以上28.8万円419万円73.4万
100〜999年28.2万円401.2万円62.8万円
10〜99人31.4万円428万円56.1万円
出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
(出典を基に加工して作成)

この表から、企業の規模が上がっても給与にはあまり差がないことが分かります。
ボーナスは規模が大きくなるほど多い傾向にありますが、平均年収にもほとんど差がありません。しかし、同じ医療機関でも、クリニックなのか、総合病院なのか、で給与が変わることがあります。夜勤がある職場であれば夜勤手当が付くこともあります。

理学療法士などの医療スタッフは高いスキルをもつ専門職と呼ばれていて、代替えの効かない仕事であると言えます。そのことから福利厚生制度として、家賃補助や交通費の支給などは充実していることが多い傾向にあります。

また、介護老人保健施設や有料老人ホーム、グループホームなど、介護施設で働く理学療法士は医療施設で働く理学療法士と比べると給与が高い傾向にあります。
理由としては、高齢化に伴い介護者の需要が高いためです。介護業界はきつくて大変、という印象をもつ人が多いですが、社会貢献度の高さから、給与や福利厚生などの待遇が良いところが目立ちます。

さらに、医療機器メーカーや住宅メーカーなどの一般企業で働く理学療法士もいます。高齢者向けの医療機器やリハビリ用品を開発する際、製品使用者の健康と利便性を損なわない製品開発のためにも、理学療法士の視点は重要になるでしょう。一般企業で働く理学療法士は高収入を目指しやすいとも言われています。現場には出ないけれど、影で支えるような仕事も存在します。

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知っておこう!給与を上げるためにできること


では、理学療法士が給与を上げるためには何をしたら良いのでしょうか?
給与が上がることで、モチベーションアップに繋がり、趣味などのやりたいことにもお金を使うことができますね。今回は3つご紹介していきます。

@昇進を目指す


同じ職場で昇進を目指すことも給与をあげるためにできることと言えます。
人間関係をうまく構築する力や、忍耐力、続ける力が大事になりますが、コツコツと経験年数を重ねることで、管理業務などに就くことができれば給与の増額が期待できます。就職活動をする際に、昇給は年に1回あるのか、どれくらいあがるのか、などの基準を確認することができるならばしておくのが良いでしょう。

A理学療法士に関連する資格を取得しキャリアアップを目指す


理学療法士に関連するさまざまな資格を取得することで、キャリアアップを目指し、給与アップに繋げることも可能です。いくつかご紹介します。

心臓リハビリテーション指導士
心臓リハビリテーション指導士とは、循環器疾患の治療を始め、再発予防やQOL向上に役立つ資格です。特に心臓のリハビリでは包括的なケアが重要ですので、幅広い知識を身に着けることは重要であり、それに伴い資格手当が支給される施設もあります。

呼吸療法認定士
呼吸療法認定士とは、重症の患者さんに対し人工呼吸器などを用いた正しい呼吸療法を行うことを目的とした資格です。こちらも、リハビリテーションを中心とした医療・介護施設で役に立つ資格で、資格手当が支給される施設もあります。
多くの医療現場では呼吸管理が適切にできる医療従事者は多くはありません。そのため、呼吸療法認定士の資格所有者は貴重な人材として必要とされるでしょう。

認知症ケア専門士
認知症ケア認定士とは、一般社団法人によって設立された民間資格です。日本で年々増加している認知症患者に対し、知識と技術、倫理観を備えた専門士として認定された資格です。
認知症ケア専門士と呼ばれる資格の中でもさまざまな資格が挙げられますが、認知症ケアに詳しい人材は、資格手当の対象となっている施設もあり、給与アップが見込まれるでしょう。また、これからの日本においてとても重要な知識を身に着けることができます。

B転職する(働く場所を変える)


同じ職場にずっといたい、その職場で昇給したいと考えていなければ、よりよい条件で迎えてくれる場所に転職することも1つの手段です。
体力に自信がある方であれば先ほどお伝えしたように、待遇の良い傾向にある介護業務のある仕事をするのも良いですし、福利厚生などが充実している大規模な会社に入ることも良いでしょう。

自分はどんな所にやりがいを感じるのかも併せて考えていくことで、転職活動に対しても動き出せると思います。また最初の職場に入る際にもここにずっといなくてはいけない、と気負う必要もないでしょう。

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まとめ


今回は、理学療法士の給与・ボーナス、年収についてお伝えしてきました。
高齢化に伴いますますニーズが高まっている理学療法士の仕事ですが、
せっかく働くのなら仕事も趣味も充実させたいですし、お給料は自分のモチベーションに直結しますよね。後悔しないためにもしっかり考えて決めていきましょう。

読んだ人はこちらも記事も読んでみよう!
⇒理学療法士になるには
⇒理学療法士の学費について
⇒理学療法士の資格について
⇒理学療法士の就職先について
⇒理学療法士の一日の流れについて
⇒理学療法士と作業療法士の違いって?

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