実際どうなの?専門学校の就職率の実態

日本は子どもが少なくお年寄りが多い「少子高齢化」が問題となっています。若い世代が減っていくことにより、産業界全体で働き手が不足しています。今後はさらに少子高齢化が進み、社会全体で若い労働力を求めていく動きが加速していくでしょう。

このような状況もあり、実社会により密接した「専門学校」が注目されています。専門学校の就職率(※)が大学・短大より高いことが、その理由の1つといえます。採用する会社から見て、専門学生は戦力として大きな期待を持たれているのです。

(※)就職率…ここでは『卒業者に占める就職者の割合』を比較しています。

実際、専門学校の就職率ってどうなの?


文部科学省の学校基本調査によると、2014年3月時点の専門学校卒業生の就職率は81.2%でした。6年ぶりに80%台を回復し、4年連続の上昇となっています。実際には専門学校卒業後、大学進学をするケースなどもかなりあるでしょう。 

次に、同時期の大学および短大の就職率を見ていきましょう。2008年度は大学が69.9%で、2014年度は短大が75.2%になっています。専門学校の就職率が、いかに高いのかがよく分かります。しかし、そればかりではありません。専門学校における就職率の高さは、その安定性も大きな特徴です。 

2000年以降の最高就職率


・専門学校:81.2%(2014年)
・大学:69.9%(2008年)
・短大:75.2%(2014年)

2000年以降の最低就職率


・専門学校:74.7%(2010年)
・大学:55.1%(2003年)
・短大:56.0%(2001年)
※文部科学省学校基本調査による

2000年以降の就職率を見ると、専門学校は最高と最低の差が6.5%です。一方、大学は14.8%、短大が19.2%もの差がありました。以上の結果から、専門学校は大学・短大に比べて経済状況などによる就職率の変化が少ないと言えます。

※2015年度の大学の就職率は72.6%でした。

就職率の高い理由@【専門性】


専門学校は、その名の通り各分野に即した「専門性」に特化しているのが特徴です。大学と違い、専門教育が授業の7〜8割の大半を占めます。そのため、入学後の早い時期から専門的な教育を行います。これに対して大学・短大では、1〜2年次(短大は主に1年次)に一般教養の単位を取得してから専門課程に進みます。大学・短大では、一般教養の単位が約4割を占めているのです。

専門学校は職業とリンクした実践的な教育を実施しているので、学生たちの目的意識もはっきりしています。専門学校では、看護師や栄養士、介護福祉士、調理師、美容師などの国家資格取得を目指したり、職業に関わる専門教育を早い段階から実践的に行ったりしています。専門学校では学校での勉強と職業との関わりが実感できるため、モチベーションを持続させながら学校生活が送れます。

就職率の高い理由A【早く戦力になれる】


できるだけ短い期間で戦力になってくれる人材を求める企業にとって、専門学校はまさに力強い人材の宝庫です。その理由は、何よりも学生の進路がはっきりしているという点が挙げられます。簿記や税理士なら会計事務所、美容関連なら美容院や理髪店など、学生は関連分野の専門学校でしっかりと教育を受けています。もちろん、在学中に免許や資格を取得しているケースもあるでしょう。その他にも、免許や資格取得の条件を満たしており、すぐに受験可能という場合もあります。

また、専門学校にはユニークな取り組みを行っているものもあります。例えば夜間部を併設している観光やサービス業の専門学校では、提携先のホテルや観光施設などで昼間に働き、夜に通学するというシステムもあります。勤務先から給料も出ますし、学生でありながら社会人として実践を積み重ねることができます。これならば、卒業後は即戦力としてさらに高いスキルを身につけていくことができるでしょう。

卒業後に就職すれば、社会人としてのスタートを切ることになります。しかし仕事を覚えてから「職業人」としてスタートするのでは、一人前になるまで時間がかかります。専門学校では、早い時期から「職業人」としての第一歩を踏み出せる可能性が高いのです。

就職率の高い理由B【手厚い就職指導】


専門学校にとって、就職の強さは最大の魅力になります。専門学校の就職担当は、いずれもその分野のプロフェッショナルです。専門学校の特性に合う企業と、太いパイプを持っているものです。また、卒業生も採用する企業も、同じ方向性を持っています。そのため、専門学校の就職担当と企業側での関係も深まっていくのです。

多くの専門学校では、就職指導の一環として職業経験をさせるインターンシップ制度を導入しています。簿記や会計などの専門学校では、会社の決算時などに合わせて学生を会計事務所に紹介します。また、福祉系の専門学校の大多数ではケアハウスなどの福祉施設でインターンシップを取り入れています。学生は実践的な経験ができ、会社にとっても採用時の選考にも役立つ場です。学生と企業の両方にとって利点のある取り組みと言えるでしょう。

インターンシップや企業での研修で良い評価がもらえれば、そのままその企業に就職できる可能性もあります。実際の授業カリキュラムが就職活動と連動しています。そういった理由もあって専門学校は高い就職率を維持しているのです。

いかがでしたか?専門学校が就職に強い理由がおわかりいただけましたか?最近では大学短大でも資格取得やインターンシップに力を入れ始めています。専門学校で実施されてきた職業教育・専門教育が評価されているのです。

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