進路を決めるときに相談してほしいこと。ある高校の進路指導・ヨシハラ先生のアドバイス

高校には進路相談をする機会があると思います。進路相談に参加する前に、まず漠然とでもいいので自分が何をしたいか、どの教科なら頑張って勉強できるか、など自分で考えるべきことを考えましょう。そして自分の中で少しでもまとまったら、そのことについて相談をしてみましょう。

自分だけで決めず進路相談をしよう


中には「何を相談したらいいのかわからない」「そもそもどんな大学があるのかわからない」「自分が行きたい大学にいけるのかどうかもわからない」「どの教科が必要なのかわからない」など悩んでいる問題は様々だと思います。結論からいうと「相談内容はなんでもいい」のです。むしろしてはいけないのは「知らないのに自分で決めてしまうこと」です。進路指導をしていて一番困るのがこれです。「どうせ自分では合格しないから」「相談するのが恥ずかしいから」などの理由であまり相談せず自分だけで決めてしまい、結果うまくいかずに悩んでしまう。もっと早くに相談してくれればと思うケースもあります。ベストな進路選びを行うためにも、進路相談はしっかりと行いましょう。

進路相談のポイントを整理しよう


まずは基本的なことを決めておきましょう。文系なのか理系なのか、今から就きたい職業はあるのか、必要な資格はあるのか、国公立なのか私立なのかなど。相談する項目さえ整理できていれば相談もスムーズです。そのためには大学入試全体の流れなどを簡単にでも押さえておきましょう。簡単に触れてみると、まず数学と理科の新課程先行実施による入試が2015年度より行われました。それまでは国公立の2次試験までに仕上げてきた二つの科目を、専門理科という科目でセンター入試に入れることで理科を早い段階で仕上げなくてはいけなくなりました。これは単純に理科を早く仕上げればよいというものではなく、他の科目の仕上げ時期にも影響があるということです。2016年度から全教科で新課程となります。こういった情報も進路指導の先生から聞きだし、自分の受験のスケジュールなどをしっかり把握しておきましょう。

倍率面から考えてみると一時期のような厳しい受験よりは全体的に緩くはなっていますが、やはり人気の大学や学部は変わらない水準を維持している。ずっと続いていた理高文低はようやく止まり、ここ数年不人気代表であった法学部が復活してきている。ただし、法学部の学科を統合し募集定員を大幅に削減している有名大学もあるので注意が必要です。そしてなにより国際関係の学部は人気が上がるばかりで当分の間は厳しい入試が予想される。いっぽう理系では、歯学系や薬学系の志願者減があって理系の人気向上も少し収まったように思えます。また、地元志向の流れが出来てきており、大学の地元高校出身者の割合が増えてきています。

そして大学側の改変が加速しています。いわゆるゼロ免といわれた系統が姿を消しつつあり、教育学部は本来の意味の教員を育成する機能だけに絞られることになります。また、国公立大学の理系学部において、今まで2次試験で英語を試験科目にいれていなかった大学が、英語を課すようになってきました。これは、文部科学省の指針によったものであると思われます。英語ができなくても入れた地方の国公立がそのままでは入れなくなってくるという現実を理系の英語が苦手な生徒たちは知らなければいけません。

国公立大学だけのことを考えてもこの数年でこのような動きがあります。もちろん、医療・看護系、教育・保育系、専門学校系など進学先は様々です。自分が進もうと考えているところについてまず調べてみる、相談してみるといったことが重要です。ただ、高1や高2の段階ですべてを決定してしまえと言っているのではありません。そのようなことは不可能ですし、する必要もないからです。実際に高3の担任をしてみて春の進路希望の通りの進路に決定する生徒は半分ほどです。これは夏から秋を経て志望先が変わったり、秋くらいからの入試の結果で進路変更が行われたりするからです。

大学の入試は高校入試や中学入試と違って多種多様な入試方式があります。AO入試や指定校推薦、公募推薦、中には親族にその大学の出身者が居れば受けることができるファミリー推薦のようなものまであります。もちろんセンター入試利用や一般入試もあり、試験日が違えば同じ大学の入試を複数受けることができたりもします。こういった制度や日程は知っていると利用できますが、残念なことに知らないままの生徒もいます。進路を相談するときは全体的な進路方針もそうですが、その進学先へ行くための方法がどれだけあるのかを知るということでもあるのです。もしかしたら一般入試では学力的に厳しく進学できないかもしれませんが別の推薦入試の方法でなら進学できるかもしれないのです。

また、よく相談されるのが金銭的な問題です。大学進学には数十万〜数百万単位のお金が必要になります。なかなか一般の家庭では余裕を持って用意できる金額ではありません。ただ、だから進学をあきらめるというのも違います。その都道府県の奨学金、学生支援機構の奨学金、それも有利子のものや無利子のものなど数多くの制度があります。これは進路相談の時に言ってくれれば、進路を通じて奨学金担当へと話を回したりすることもできることなのです。

このように、進路を決める際には決して自分の思い込みで決めたり、自分の知っている範囲の情報であきらめたりしないで何でも相談してみる、ということが重要なのです。進路相談には自分としてどうしたいのかある程度のポイントを決めておく必要はありますが、あれこれと悩んだり自分だけで決めたりしてしまう前に、早めに進路相談をしておきましょう。自分の選択肢がきっと広がっていくはずですよ。
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夢や憧れの気持ちを持って将来の目標や進学先を決めることは、とても大切です。でも、憧れの職業についてどのくらい理解していますか?進路選びに関する十分な知識を持っていますか?どんな風に学校を選べば良いか知っていますか?
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