診療放射線技師とは?〜診療放射線技師の基礎知識〜

「診療放射線技師(しんりょうほうしゃせんぎし)」、について知ってますか?「一体どんな仕事をしているのだろう?」と疑問を持っている人も多いと思います。このコーナーでは診療放射線技師についての疑問にお答えしたいと思います。

診療放射線技師とは?


病院などの医療機関において、人体に放射線を照射して検査・治療を行う「国家資格」を有する医療技術者です。国家資格であるために国家試験をパスする必要があり、受験資格を得るためには大学・短大・専門学校に4年または3年通学する必要があります。「病院にいるレントゲンを撮る人!」というイメージが強いかと思いますが、実際にはその業務は多岐に及びます。

レントゲン撮影・CT検査・バリウムなどの透視検査・心臓カテーテル検査等の血管造影検査に代表されるX線を用いた業務や、MRIなどの核磁気を用いた検査、また超音波を用いたエコー検査も診療放射線技師の業務領域となります。

また、放射線治療や放射性薬剤を投与する核医学検査などその業務は多岐に及び、機器の進歩に伴い診療放射線技師の需要は高まっています。

診療放射線技師はこんな人に向いている!


好奇心が強く、継続して勉強することができる人が向いていると思います。上で述べた通り、近年の機器の進歩は目覚しく継続して勉強することが求められます。また、検査で患者さんと触れ合うためのある程度のコミュニケーション能力も必要でしょう。日々の業務でうまくいかないことを課題として、毎日着実に勉強し知識として蓄積していく努力が重要です。労働時間は一般的なサラリーマンなどと比較すると少ない傾向です。病院によりますが8:30〜17:30くらいでの勤務になり、残業はさほど無いのが一般的です。しっかり働きつつ自分の時間も大切にしたい人には向いているかもしれません。

診療放射線技師はどんなところで働いているの?


診療放射線技師の職場で代表的なものを紹介します。

病院


病院の放射線部門で各種放射線業務に行います。経験を積み、医師に信頼されるようになれば検査に意見を求められるなど責任の強い仕事も任されます。

検診施設


主に、病気ではない健康な人を対象にした健康診断を行う施設で放射線業務を行います。予防医学に関心が集まっている昨今、がんを未然に防ぐ検診は社会にとって重要なものとなっています。

医療メーカー


各種放射線機器のスペシャリストとなり、機器を納入した顧客である病院に出向き問題解決や操作方法のレクチャーなどを行う仕事です。担当している機器については、専門的な知識を身につける必要があり各種学会にも参加し医療現場を牽引していく仕事となります。

その他にも、少数ですが研究施設や原発施設などで放射線管理業務に従事する場合もあります。

診療放射線技師の具体的な業務はどんなこと?


次に診療放射線技師の実際の業務についてご紹介します。

レントゲン撮影


きっとほとんどの人が一度くらいはレントゲン撮影を受けたことがあるでしょう、骨や体を撮影するレントゲン検査です。「息を吸って〜〜止めてください〜〜」でおなじみの胸部X線検査や、骨折や打撲を調べるための四肢X線検査などがこれにあたります。国家試験をパスし、病院に就職すると初めの数ヶ月はこの撮影が担当となります。病室や手術室へ出向きポータブル装置での撮影などもあり、少々体力を要する仕事ともいえます。近年は装置のデジタル化に伴いレントゲンフィルムを作成することは少なくなっていますが、その分画質を調整したり画像データの管理などIT知識が必要です。

CT検査


救急搬送された人や入院している患者さんが、丸く穴の開いた大きな機械に寝ながら入っていく場面をドラマなどで見たことがありますか?あれがCT装置です。コンピュータ制御されたX線で人体の輪切りを撮影し、怪我の部位や悪性腫瘍などを探す検査です。「造影剤」と呼ばれる検査用の薬剤を血管に注入し、病変をわかりやすくする場合もあり撮影条件やタイミングなども考えねばなりません。また、撮影した段階で明らかな異常や重大な出血などがあった場合、担当医に連絡するなど画像に対する知識もあったほうが信頼されます。全般的に言えることですが「指示されたものを機械的にこなすだけ」と捉えられがちな診療放射線技師業務ですが、画像や人体、疾患に対する知識をしっかりと身につける必要があります。

MRI検査


同じく穴の開いた機械に入りますが、X線ではなく磁気の力を使って画像化する検査です。
検査中は大きな音を出すことが多く、また頭の撮影の場合はヘッドギアのような部品を取り付けるため閉所恐怖症の人に注意が必要です。加えて、磁気の力を用いるため、室内に金属を持ち込むことは厳禁です。また、ペースメーカーや刺青など体内に埋め込まれたものにも注意する必要があります。撮影する箇所は全身に及びますが、部位に応じて部品や撮影条件を考え適切な画像を作成する知識が求められる業務です。

エコー検査


超音波を用いて、体の中を調べる検査です。一般的には妊娠時に胎児を見る検査などが有名ですね。超音波を用いた検査であるため、放射線による被曝が無く若い人や妊婦さんに有効な検査と言えます。検査部位は腹部や心臓、各種血管や心臓、四肢の関節など多岐にわたります。実際に手を動かして体の中を観察するため、検査の結果には個人の主観や経験が反映される場合があり正確な判断が求められます。

診療放射線技師を目指す皆さんへ


医療の現場で、医療機器を操作し病変やケガを検査する診療放射線技師という仕事を簡単に説明しましたがいかがでしたか?ベスト進学ネットには診療放射線技師の学校がたくさん掲載されています。気になる学校のパンフレットを取り寄せれば、もっと診療放射線技師のことがわかりますよ。
このページを友達に教えよう♪
  • 友達にメールを送る
会社概要
[運営]日東システム開発
[PR]出欠管理システム【infoClipper】
ベスト進学ネット