介護資格の取り方!介護の仕事を始めたいあなたへオススメの取っておくと良い介護資格を紹介!

スキルアップ 更新日 2023.12.25
介護資格の取り方!介護の仕事を始めたいあなたへオススメの取っておくと良い介護資格を紹介!

目次

「介護の仕事に興味があるけど、何から始めていいのかわからない」
「介護の資格ってたくさんあるけど、おすすめってあるの?」と、介護に興味のある方は多いのではないでしょうか。

介護の仕事は資格がなくてもできる職種もありますが、資格を持っていた方が、利用者さんやご家族から安心や信頼を得られます。
介護の資格といっても、取得しやすい資格や受験資格が必要なものなど様々あります。

そこでこの記事では、介護業界で働くことのメリットや介護の資格について、介護福祉士として現役で働いている経験を踏まえて解説していきます。

介護の仕事をするメリットとは

介護を仕事にするメリットについて見ていきましょう。

介護職の将来性と働き方の多様性がある

日本では2010年に高齢化率23%を超え、超高齢社会を迎えています。高齢者が増加し、介護の仕事も多くの人から求められるようになってきています。

介護職はデイサービスや訪問介護など主に日中働く仕事や、入所施設など24時間稼働している仕事など働き方も様々です。

正社員や非常勤、契約社員や夜勤専従など雇用形態が選びやすいというメリットがあります。

ライフステージが変わった時にも、介護職は働き方の融通が利きやすいという面があります。子供が小さいうちは短時間勤務にするという働き方をしている方もたくさんいます。

仕事をしながら勉強を続け、資格取得をしていくとキャリアアップにつながります。また、資格を取得することで昇給がしやすくなります。

介護の仕事をしている方の年齢層は幅広く、70歳近くになっても仕事をしている方もいます。

介護職の人手不足は常に悩ましいところで、有効求人倍率も高く就職や転職がしやすい環境となっています。「今の職場は合わないけど仕事は好き」という方は、資格を生かして別の職場に転職することもできますよ。

介護職は、私生活にも役立つ

介護の仕事は、体力を使いますし、人が相手なので大変なこともあります。しかし利用者さんから「ありがとう」と言われると、素直にうれしいですよね。

お風呂が嫌いな利用者さんへの対策をみんなで検討することもあります。いろんな方法を試して、実際お風呂に入ってくれると達成感を得ることができます。そういう経験を積み重ねていく楽しみもありますね。

介護の仕事をしていると、様々な社会背景や価値観、人生に出会います。利用者さんとのつながりが、増えることで、仕事の中で、自分の思考の幅も広がります。上手な声のかけ方や、こちらの要望をどうしたら受け入れてもらえるのかという、交渉の技術も身についていきます。

仕事で身につけた知識や技術は、必ず人生に役立ちます。そして、自分自身を支えてくれることとなるでしょう。

介護の資格の取り方

介護の仕事は、資格が無くても活躍できますが、資格を持っていることでできる仕事の幅が大きく広がります。

また、資格を持っていることで、しっかりとした知識を持って介護サービスを受ける利用者の方にケアを行うことができるため、利用者さんに安心感を与えることができます。


介護の資格を取るには、スクールに通うのがオススメです!

未経験の方だと「勉強しようと思ったけど、どんなテキストを選んだらいいかわからない」「何から始めたら良いの?」など不安が多いと思います。

スクールなら、介護職に必要な知識を基礎から学ぶことができ、講師の方からは直接指導してもらうことで確かな技術を身に着けることができます。

また、スクールによっては資格の取得後、就職・転職を行う際のサポートを行っているスクールもあるため、未経験でも安心して介護業界で働くことができます。


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未経験からでも取得できる介護の資格

介護関係の仕事をする上で、未経験でもっておきたい資格や、介護士として、利用者さんに安心感を与えることができる資格があります。

まず最初に、未経験からでも取れる資格「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」をご紹介します。

1. 介護職員初任者研修

受講条件はなく、誰でも受講して資格を取得することができます。取得すると、訪問介護の身体介護の仕事をすることが可能です。

身体介護とは、食事や入浴の介助、排泄の介助など、利用者さんの体に直接触れる介護の事をいいます。

介護の仕事は無資格からでも始められます。入所施設やデイサービスなどは無資格でも働くことができます。

しかし「介護職員初任者研修」を取得していれば、介護の基礎的な技術や知識が身についていると証明できます。

また、応募できる職種もグンと増え、就職や転職に有利になりますので、ぜひ取得をおすすめします。

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2. 介護福祉士実務者研修

介護職員初任者研修の上位資格で、国家資格である介護福祉士の資格取得にも必要となる資格です。

「専門的な技術を持っていること」が証明されます。幅広い介護知識を身につけ、様々な利用者さんに介護が提供できるスキルを身につけることが目標です。

この資格も受講条件はなく誰でも受講して資格を取得する事ができますが、介護職員初任者研修を取得していると一部受講が免除されるため、介護職員初任者研修を先に取得しておくのがオススメです。

この資格を持っていると、訪問介護のサービス提供責任者をすることができます。
そして資格を取得し喀痰吸引等研修を受講すれば、痰の吸引や経管栄養のケアができるようになります。

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介護の資格のオススメの順番

介護の資格には「介護福祉士実務者研修」のように他の研修過程を受けておくことで一部条件が免除されることやほかの研修過程を終了していることが受験資格の要件になっている場合があります。

そのため、介護の資格を取得する際は順番に気を付けましょう!

介護資格のオススメの取得順は以下のとおりです。

  1. 介護職員初任者研修
  2. 介護福祉士実務者研修
  3. 介護福祉士

介護職のキャリアアップにオススメの資格

介護関係の資格は、まだまだたくさんあります。

今後、介護職を始めるにあたり、給与水準をあげることや、キャリアアップを図るために、取得しておくとおすすめの資格をご紹介します。

介護福祉士

介護職での国家資格となります。

働きながら受験資格を得たい場合は「実務経験が3年以上で、かつ、従事日数が540日以上」「介護福祉士実務者研修の資格を持っていること」が必要となります。

取得するメリットは、給与アップとキャリアアップです。ほとんどの施設や会社では、介護福祉士を取得すると、資格手当がつきます。

仕事の面では、リーダーとして職員の指導を任されたり、痰の吸引や経管栄養のケアができるようになります。

試験は年に1回1月下旬に行われ、合格率は70%ほどになるので、国家資格の中では比較的合格しやすい資格ではないでしょうか。

出典:介護福祉士国家試験合格率|厚生労働省



ライターからのコメント

私が初めに取得した資格が介護福祉士です。
取得してからは訪問介護に異動になり、できる仕事が広がりました。

そして国家資格を取得できたということが、自信にもつながりました!

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福祉用具専門相談員

介護保険指定事業所に2名以上の配置が義務づけされています。

福祉用具専門相談員を取得すると、福祉用具を使用する方に対して、住宅環境や身体状況に合わせた選び方や使い方などの提案ができます。

実際の仕事は、担当ケアマネジャーから福祉用具導入の依頼が来るので、その方に合った福祉用具を選定し納品します。

その後も正しく安全に使えているか、ご本人に合っているかなどモニタリングをしていきます。

自立に向けた生活ができるように支援をしていくために、ケアマネジャーとの連携が重要となります。

資格を取得するには、厚生労働大臣が指定する福祉用具専門相談員指定講習会のカリキュラムを履修しないといけません。

介護福祉士や看護師、理学療法士など、看護や介護の国家資格を持っていると、福祉用具専門相談員とみなされます。


ライターからのコメント

私は介護福祉士を持っていましたが、自分自身の勉強のために福祉用具専門相談員指定講習会を受講しました。

講習会では実際にベッドを組み立てたり、外で人を乗せた車いすを操作したりと、福祉用具専門相談員の実務で必要な内容を教えてもらいました。

どのように福祉用具を提案していくかなど、介護福祉士の仕事ではやらないことが体験でき、視野が広がります!

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社会福祉士

社会福祉士は、困難を抱えながら日常生活を送っている方の支援やサポートをしていくための国家資格です。

相談業務が主な仕事となり、対象者も高齢者・障害者・家庭・子供・低所得者などです。そのため職場も、医療や福祉、介護、行政、学校など様々です。

資格を取得するには、年に1度の社会福祉士国家試験に合格する必要があります。合格率は30%前後で、難易度は高めといわれています。

出典:社会福祉士国家試験合格率|厚生労働省


受験資格は経歴によって様々です。例えば、相談援助業務を4年以上行っている方は、1年以上一般養成施設等に通学か通信制で勉強する必要があります。


ライターからのコメント

私はケアマネジャーとして働いていますが、幅広く福祉を学びたくなり社会福祉士を取得しました。

社会福祉士の試験は児童や低所得者も対象で、心理学や社会システム、行政のことなど出題範囲が広いのが特徴です。

社会福祉士として相談業務をするには、幅広い知識を身につける必要があります。

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ケアマネジャー(介護支援専門員)

ケアマネジャーは介護保険制度の中核といわれる重要な仕事です。

介護保険を利用する方とその家族からの相談対応、ケアプランの作成、関連機関との連絡調整などを行います。

職場は、自宅介護を支援する居宅介護支援事業所や、特別養護老人ホームなどの施設、包括支援センターなどになります。

資格を取得するためには、指定された国家資格(医師、理学療法士、介護福祉士など)などの実務、または相談援助業務を5年以上かつ900日以上の経験が必要です。

ケアマネジャーの仕事は利用者さんやご家族、関係機関の担当者と信頼関係を築く事が重要です。

困難な事例もありますが、関係機関が協力して解決できた時には達成感がありますよ。一人で抱え込まず、様々な事業所と一緒に支援をしていくことがポイントです。

ケアマネジャー(介護支援専門員)
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喀痰吸引等研修

「社会福祉士及び介護福祉士法」の一部改正により、介護職でも一部の医療行為ができるようになりました。

平成24年4月から介護福祉士や一定の研修を受けた介護職員等が対象です。医師の指示の下に「痰の吸引」や「経管栄養」ができるようになりました。

自分で痰を出すことができない方や、口から食事ができず経管栄養により栄養を取る必要がある方を支える知識や技術を身につけます。

必要となる職場として、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、訪問介護等があります。

今までは痰の吸引が必要な利用者さんがいるとその都度看護師さんを呼んでいましたが、この資格があれば自分でその処置が可能です。


喀痰吸引研修には、第1号・第2号・第3号研修があります。

  • 第1号・第2号研修は不特定の方を対象とします。
    複数の利用者さんに対して痰の吸引や経管栄養を行うことができます。
  • 第3号研修は特定の方を対象とします。
    在宅で生活をされている重度障害者などの痰の吸引等、特定の利用者さんに対して痰の吸引や経管栄養を行うことができます。
喀痰吸引等研修の講座はこちら

まとめ

介護の仕事をしてみたいと考えている方は、まずは介護職員初任者研修を取得してから始めてみてはどうでしょうか?

知識が何もない状態より、基礎的なスキルを身につけて就職した方が職場にもなじみやすいですよね。

そのあとに介護福祉士やケアマネジャーなど資格を取得していくと、待遇や給与もアップしていきます。

仕事を始めてからも勉強を継続して、キャリアアップしていきましょう。

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