高卒就職を考えている高校生へ。今のうちに取っておくべき資格をご紹介!

スキルアップ 更新日 2024.10.02
高卒就職を考えている高校生へ。今のうちに取っておくべき資格をご紹介!

目次

高卒だと就職先があるのかと不安に感じる人も多いと思います。

しかし、今は就活が売り手市場で、高卒でも就職先を選ぶことのできる時代になってきています。

この記事では、高卒で就職を考えている高校生に、高校生のうちに資格を取得することのメリットや、どんな資格を取るとよいかなど詳しくまとめましたので 、せひ参考にしてみてください。

高卒就職率はどれぐらい?

令和4年度文部科学省学校基本調査「卒業後の状況」によると、高等教育機関への進学率は83.8%となっています。

大学・短期大学進学率は60.4%、大学進学率は56.6%で、ともに過去最高となっています。

専門学校進学率は22.5%です。

高校卒業後就職する人の割合はおよそ15%です。

高卒就職のメリット

@自立を早くできる

高校を卒業してすぐに就職する場合、自分のお金で生活費を管理したり、使ったりできるため、早い自立をすることができます。

A進学費用がかからない

進学には、受験勉強ための教材や塾の費用などが必要です。

就職すれば、進学費用を気にせずに済み、安定した収入を得られます。

B充実した教育を受けられる

高卒者を積極的に採用している企業は、若者・未経験者に対する教育を充実させている傾向があります。

C高卒者は学校の支援で内定を得やすい

高卒者は、高校から就職活動のサポートがもらえるため、内定を得やすいメリットがあります。

D大卒で就職するより経験や実績を積める

学歴を問わない企業であれば、高卒でもスキルやキャリアアップが期待できます。

高卒就職のデメリット

@生涯賃金が大卒より低い可能性がある

高卒で就職すると、大卒よりも生涯賃金が低く可能性があります。

学歴による収入差のため、一般的に高卒者は生涯賃金が低いのが現実です。

A応募できる会社に限りがある

応募条件に「大卒・大学院卒」と設定されている企業に高卒者が応募しても、書類選考の時点で不採用になることが多いです。

高卒だと就ける職業の選択肢の幅が狭まる可能性があります。

B大卒に比べてキャリアアップしにくい場合がある

勤め先によっては大卒者よりもキャリアアップしにくいことがあげられます。

学歴を重視する企業に就職すると、ステップアップするのが難しい場合があります。

C自由な時間が取りにくい

企業に就職すると多くの時間を仕事に費やすことになります。

高卒で就職する際は、自分の時間が減ることも念頭に入れる必要があります。

今のうちに取っておくべき資格12選

高卒で就職を考えている高校生に、どんな資格を高校生のうちに取るとよいかを業界別にまとめてみました。

IT関係に就職したい

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者は「IT技術の基礎レベルを証明する資格」で、ITエンジニアへの転職を考える人は取りたい資格です。

面接の際も、ITエンジニアとしての基礎を持っていることをアピールできます。


応用情報技術者試験(AP)

将来、IT業界もしくはその他関連業界で高度なITスキル、知識を持ち合わせた専門的な人材として活躍を目指す方への資格です。

持っていると将来有利に働く資格ですので、高校生のうちの合格を目指しましょう。


MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)

MOSが就職に有利な理由は、Officeを使っている企業がほとんどだからです。

受験資格も特にないため、高校生でも受験ができます。

ただし未成年の人が受験する場合は、保護者の同意が必要です。

Webデザイン関係に就職したい

Photoshopクリエイター能力認定試験

Photoshopクリエイター能力認定試験とは、画像編集技術に関する知識を有し、Photoshopを駆使して提示されたテーマ・素材から仕様に従ってコンテンツを制作する能力を認定する高校生でも取得可能な資格です。


Illustratorクリエイター能力認定試験

デザインや編集などに広く使用され、コンピュータでイラストを描く必須アイテムとなっている画像編集ソフト、AdobeのIllustratorの技術を認定する試験です。

知識試験と実技試験によって、描画作成、文字入力、着色などの機能を実務に生かすための能力を測定する高校生でも取得可能な資格です。

福祉関係に就職したい

介護職員初任者研修

介護の仕事を実践する上で最低限の知識や技術を身に付けることができる研修です。

本研修の受講資格は特に設けられておらず、誰でも受講することができるため、高校生にもおすすめの資格です。


介護福祉士実務者研修

更にステップアップの資格として、介護福祉士実務者研修があります。

初任者研修の次のステップの資格ですが、初任者研修を受けずにチャレンジすることも可能です。

介護業界に関心のある高校生は、ぜひ検討してみてください。

医療関係に就職したい

医療事務

「医療事務技能審査試験」とは、医療事務の基礎的な知識・スキルを確かめる試験です。

未経験や無資格者の求人倍率が高くなるため、資格を取得しておいたほうが就職で有利に働くので学生のうちの取得をおすすめします。


調剤事務

事務員は、処方箋受付や保険請求分の調剤報酬明細書の作成、そのほか事務を行い薬剤師をサポートします。

調剤薬局の事務員は専門性の高い仕事なので、資格があると高校を卒業した後の就職に有利です。

事務関係に就職したい

日商簿記

日商簿記資格を持っていて就職に有利な理由は、経理などお金を扱う仕事は、すべての企業に存在するからです。

高卒時点で2級まで取得できていると、就職において有利な傾向があります。


秘書技能検定

検定に合格すれば敬語やビジネスマナー、名刺の扱い方など、社会人として身につけるべき能力があることを証明できます。

秘書技能検定は誰でも受験できますので高校生のうちに取得しておくことをおすすめします。

資格取得をしたい高校生向けの支援制度

金銭面に余裕がなく、高卒で就職を考えている高校生には、以下のような支援制度があります。

高校生等資格取得支援事業

高校生等奨学給付金受給者、生活保護(生活扶助)受給世帯、県及び市町村民税所得割非課税世帯を対象に、高等学校等に在籍する生徒(経済的困窮世帯)を対象に、資格取得のための経費の一部を支援する制度が設けられています。

介拓奨学生プログラム

介護・福祉の現場で働く「奨学生」となり、自分の学費や生活の資金を得るとともに、将来につながる経験やスキルになるプログラムです。

資格取得の受講費や交通費は無料で、資格取得後は通常のアルバイトよりも時給が高く、効率的に進路のための資金を貯めることができます。

奨学生としての活動を評価し、それに応じた給付型の奨学金を卒業時に受け取ることができます。



上記2つ以外に支援制度はあるので、調べてみるのもよいでしょう。

進学もあきらめたくない高校生へ

高卒で就職を考えているけど、金銭面の問題が解決できれば本当は進学もあきらめたくない!

そんな方のために、進学支援制度を2つご紹介します。

高等教育の就学支援制度
(高等教育無償化)

政府は、意欲ある子供たちの進学を支援するため、授業料・入学金の免除または減額と、返還を要しない給付型奨学金の大幅拡充により、大学、短期大学、高等専門学校、専門学校を無償化する方針を決定しました。

この新たな支援措置は、令和2年4月から実施されています。

\高等教育の就学支援制度について詳しく見る/

新聞奨学金

新聞社系列の各新聞奨学会による奨学金制度です。

在学中に新聞販売店で新聞配達、新聞購読料の集金等の仕事をすることで、各新聞奨学会から給付型の奨学金が支給されます。

また、個室、食事が用意されたり、ボーナスが支給されたりします。

\新聞奨学金について詳しく見る/


他にも学校独自の給付金や奨学金を用意している学校がたくさんあります。

金銭的な理由で進学を諦める必要はありません。

就職するか、支援制度や給付金、奨学金を利用して進学をするか、家族や高校の先生に相談しながら、自分の将来をじっくり考えることが大切です。

まとめ

高卒で就職するのに有利になる資格について紹介させていただきました。

高卒だからといって就職や進学に対して過度に心配する必要はありません。

高卒でも就職できる業界や職種はたくさんあります。

自分の理想の人生を歩めるように、高卒就職の現状を把握し情報を得て、しっかり対策をしていくようにしましょう。

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