士業とは?8士業、10士業の難易度や年収について解説!

スキルアップ 更新日 2023.09.18
士業とは?8士業、10士業の難易度や年収について解説!

目次

せっかく働くのであれば何かプロフェッショナルを目指したい。
そんな方におすすめなのが「士業」です。

本記事では士業の難易度や年収について詳しく解説します。

士業とは?


はじめに、「士業(しぎょう、さむらいぎょう)」とはどのような職業でしょうか。

「士業」とは弁護士、司法書士、社会保険労務士など「◯◯士」とつく職業をまとめた総称になります。

医師や薬剤師、美容師など「◯◯師」とつく職業を含め、士師業(師士業、ししぎょう)とも呼ばれます。

業種の分類としては、日本標準産業分類でいうと【大分類L―学術研究、専門・技術サービス業】の【中分類72―専門サービス業(他に分類されないもの)】に当てはまるものが多いです。

弁護士、司法書士、行政書士、税理士など代表的な士業はこちらの分類に当てはまりますが、分類からして専門性の高いサービス業ということがわかりますね。

士業の仕事内容は職業によって大きく異なりますが、その分野のプロフェッショナルであるということは共通して言えるでしょう。

8士業、10士業とは?


次に「士業」という言葉と合わせてよく耳にする「8士業」と「10士業」について解説します。

初めに「8士業」は住民基本台帳法に基づいて、職務で必要な場合において住民票や戸籍などの書類を請求できる権限が認められている職業8種のことを指します。
具体的には弁護士、司法書士、弁理士、税理士、社会保険労務士、行政書士、土地家屋調査士、海事代理士の8つです。

次に「10士業」は前述した8士業の中から海事代理士を除いた7つに、公認会計士、中小企業診断士、不動産鑑定士の3つを加えた10つの士業を指します。

それぞれの専門分野を整理すると以下の通りです。

<8士業>
・弁護士:法律全般
・司法書士:登記申請
・弁理士:知的財産関係
・税理士:税務や会計
・社会保険労務士:労務関係、社会保険
・行政書士:法律関係
・土地家屋調査士:不動産調査
・海事代理士:船舶関係


<10士業>
・公認会計士:会計監査
・中小企業診断士:中小企業の診断
・不動産鑑定士:不動産の価値判定


8士業・10士業の難易度と年収


続いて、士業を目指すうえでの難易度と年収について解説します。
今回は合格率を元に難易度を解説しますが、本格的に目指したい場合は受験者数や受験要件なども合わせて確認するようにしましょう。

弁護士(8士業・10士業)


弁護士の難易度


弁護士の合格率は45%ほどと言われています。

士業にしては合格率が高いので、合格しやすい資格のように感じられるかもしれませんが、そもそもの受験要件のハードルが高いため、受験者数が少ないのが特徴です。

弁護士になるためには、司法試験に合格する必要があるのですが、司法試験を受けるためには法科大学院を修了するか、司法試験予備試験に合格している必要があります。
勉強時間は最低でも5000時間は必要と考えておくと良いでしょう。

弁護士の年収


弁護士の年収は「開業独立弁護士」か「勤務弁護士」かによって大きくことなります。

「開業独立弁護士」の場合、自分の成果次第でクライアントの数やサービス料が異なるため年収300万円以下もいれば、1000万円以上の弁護士もいます。

一方、「勤務弁護士」の場合、一般的な会社勤めと同様で年数が上がるにつれて、年収も上がります。
スタート地である一年目は500万円程度で、10年目には1500万円ほどになる場合が多いでしょう。ただし、地方によっても大きくことなります。

弁理士(8士業・10士業)


弁理士の難易度


弁理士の合格率は6%と言われており、士業の中でも難易度が高いことで知られています。
勉強時間はおおよそ2000〜3000時間は必要です。

弁理士の年収


弁理士の年収は700万〜1000万円ほどになりますが、弁護士と同様に独立するか勤務するかによっても大きく異なります。

また弁理士の仕事は国内に限られてないため、語学力があると給与面で優遇されることもあります。

司法書士(8士業・10士業)


司法書士の難易度


司法書士の合格率は4〜5%と言われており、士業の中で最も難易度の高い資格です。
試験を受けるにあたって要件はないですが、幅広い知識が求められるため勉強時間は3000時間〜10000時間ほど必要と言われています。

司法書士の年収


司法書士の平均年収は1000万円ほどです。
司法書士の多くは事務所に勤めて経験を積んだ上で個人として独立するパターンが多く見られます。

なお、法律は常に改訂されるため、晴れて司法書士になってからも研修や研究会などを通じて勉強することが多いです。

行政書士(8士業・10士業)


行政書士の難易度


行政書士の合格率は10〜12%と言われており、難関の資格であることには変わりませんが、士業の中では目指しやすい職業でしょう。
勉強時間はおおよそ1000時間ほどかかり、試験では幅広い知識の中で満遍なく点数を取ることが求められます。

行政書士の年収


行政書士の年収ですが、平均600万円ほどと言われています。
他の士業に比べてやや低く感じられるかもしれませんが、年収に幅が広い業種の一つです。

企業や事務所で雇用される場合は、サラリーマンと同様で年数が上がれば年収も上がります。
一方、独立した場合は実力次第で1000万円以上稼ぐことも可能です。



税理士(8士業・10士業)


税理士の難易度


税理士の合格率は18〜20%と言われています。
こちらも他の士業に比べて合格率が高く、取得しやすい資格のように感じられますが、税理士試験を受験するにあたってさまざまな要件があります。

「学歴」「保有資格」「職務経験」の3つの中でどれか一つでも満たしていれば受験することが可能です。

ちなみに学習時間は500時間ほどと言われています。

税理士の年収


税理士の平均年収は750万円ほどです。
こちらも勤務あるいは独立によって年収に大きく差が出ます。

また税理士に関してはパートタイムとして働いている方も多いため、年収がやや少なく見えるのでしょう。



社会保険労務士(8士業・10士業)


社会保険労務士の難易度


社会保険労務士の合格率は5〜8%ほどで例年推移しており、過去10年間で合格率が10%を上回ったことがない難関資格です。

合格率が低い背景としては出題範囲がとにかく広く、科目ごとと主題形式(選択式問題・択一式問題)ごとに基準合格点を満たす必要があることです。

試験は年に一度、終日かけて行うためプレッシャーに負けず、途切れない集中力も求められるでしょう。
また、受験要件として「学歴」「実務経験」「保有資格」の中でどれか一つ満たしていないといけません。

ちなみに、学習時間は最低でも1000時間は必要と言われています。

社会保険労務士の年収


社会保険労務士の年収は800万円ほどと言われています。

こちらの職業は勤務より独立している方の割合が多いため、自分次第で年収アップが期待できるでしょう。



土地家屋調査士(8士業・10士業)


土地家屋調査士の難易度


土地家屋調査士の合格率は8〜9%と言われています。

試験内容は選択式問題だけではなく、記述式が存在するのが土地家屋調査士試験の特徴です。
そのため、多くの受験者は試験の時間が足りないと感じる方が多いです。

合格者の多くは3回以上の受験経験があり、試験に慣れることも合格に近づくための一歩となります。
受験要件はないため、どなたでも受験可能です。

土地家屋調査士の年収


土地家屋調査士の年収は600万〜1000万と幅が広いです。

こちらも独立している方が多いため、年収は自分の実力次第と言えるでしょう。

海事代理士(8士業)


海事代理士の難易度


海事代理士の合格率は50%ほどと言われており、士業の中で最も合格率が高い資格です。
試験は一次試験が筆記問題、二次試験が口述問題の2部あるのが特徴です。

学習時間は500時間ほどと言われていますが、すでに法律関係に関する知識を持っている場合は300時間ほどで合格できた方もいます。
こちらも受験要件はないため、どなたでも受験可能です。

海事代理士の年収


海事代理士の年収の考え方は少し複雑で、レンジとしては100万〜700万円ほどと言われています。

複雑な理由としては海事代理士のみとして従事している人が少なく、行政書士と海事代理士を両方行っているような方が多いからです。
そのため、すでに他の士業の資格を保有しており、プラスアルファで海事代理士の資格も持っていると大幅な年収アップにつながるでしょう。

公認会計士(10士業)


公認会計士の難易度


公認会計士の合格率は10%ほどと言われています。

出題形式は短答式試験と論文式試験があり、短答式試験に合格すると論文式試験を受験することができます。

難易度が高い背景としては、こちらも主題範囲が広いうえ、全科目での平均点が必要で、どれか一つでも基準合格点を下回ると不合格になってしまうからです。
学習時間は最低でも1000時間は必要と言われています。

公認会計士の年収


公認会計士の年収は750万円ほどで、勤務している方が圧倒的に多いのが特徴です。



中小企業診断士(10士業)


中小企業診断士の難易度


中小企業診断士の合格率は5%ほどと言われています。

難易度の背景としては一次試験がマークシート式であるため絶対評価に対して、二次試験は口述試験で明確な回答が存在しないことから、他の受験者より優れた点数を取らないといけません。

学習時間が最低でも1000時間ほど必要です。

中小企業診断士の年収


中小企業診断士の年収は800万円ほどで、こちらの職業に関しては自営業やフリーランスとして働いている方が多いです。



不動産鑑定士(10士業)


不動産鑑定士の難易度


不動産鑑定士の合格率は33%ほどと言われています。
試験内容はマークシート式と記述式で内容の本質的な理解が求められます。

受験要件はないため、誰でも受けることが可能ですが、合格者は少なくとも2000〜4000時間は勉強している方が多いです。

不動産鑑定士の年収


不動産鑑定士の年収は600万円ほどで、半分以上が勤務して働いています。

独立すれば自分次第で年収アップを実現できますが、業務内容から判断して安定した勤務を選択される方が多いようです。

まとめ


士業についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

難易度が高い士業ですが、働き方に選択肢を持たせることも可能な職業です。

気になるものがあれば、ぜひ資格取得にトライしてみませんか?
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