社会人のための専門学校進学講座!働きながらでも受験ができる「社会人入試制度」など詳しく解説!
目次
専門学校というと、高校を卒業して入学するイメージがあるかもしれません。
しかし最近では、社会人が「仕事で使うスキルを伸ばしたい!」「転職に役立つ資格を身につけたい!」などの理由から専門学校に入学するケースが増えています。
実際、入学者の半数以上が社会人などの高校既卒者という専門学校もあり、多くの専門学校は社会人学生の受け入れに積極的なのです。
仕事や生活と勉強を両立させなくてはならない社会人は、高卒生と比べて学費や時間の面に制約が多く、専門学校で勉強を続けるためにはいくつか対策が必要です。
ここでは入試制度や学費のサポートなど、社会人が専門学校に入学する際に押さえておくべきポイントを紹介します。
社会人を歓迎している学校を探す社会人が専門学校に入学するには?
専門学校への入学を希望する社会人は、まずその条件を確認しておきましょう。
受験資格
多くの専門学校では、社会人のための「社会人入試制度」が設けられています。
受験資格は「高校卒業以上」や「中学卒業以上」など学校や学科コースによって違いがあります。
さらに、「一定期間以上の就労経験がある」という条件が加わる学校もあります。
この「就労経験」は、必ずしも専門学校の学科に関連する職種に限らない場合もありますので、オープンキャンパス等で確認しておきましょう。
社会人入試とは?
社会人は働きながら仕事と両立して受験勉強をしなくてはならないため、勉強時間を確保することが大変です。
そこで、勉強からしばらく離れていた社会人でも試験が受けやすいように、社会人を対象とした入試制度「社会人入試」があります。
社会人入試のメリット
受験勉強の負担が比較的軽い
一般入試と違い試験科目が少ないものや書類選考のみの学校もあります。
学費が安くなる場合がある
社会人入試を利用して合格した場合、受験料の免除や入学金・授業料の一部免除など、様々な特典を設けている学校もあります。
試験日程が多いので受験しやすい
多くの学校で9月以降、複数回にわたって選考日を設けているため、働きながらでも自分の都合に合わせて受験をすることができます。
社会人入試制度のある学校を探す働きながらでも学びやすい!社会人のための授業形態
仕事をしながら専門学校で勉強する場合、どうしても時間的な制約が大きくなってしまいます。
そのため多くの専門学校では、さまざまなパターンの授業形態を設定することで、社会人が受講しやすい環境を整えています。
自分の生活に合った無理のないカリキュラムを探しましょう。
夜間部
昼間に仕事をしている人のために、夜間に通う課程です。
仕事の残業が比較的少ない場合は、夜間に集中して勉強時間を確保できるので効率的に学ぶことができます。
同じ内容の昼間コースに比べて、授業料が低額なのもポイントです。
夜間部のある学校を探す通信+スクーリング
通常の授業はインターネットなどの通信で行い、実習のときだけ学校に通う“スクーリング”を実施するカリキュラムです。
通信制の授業では時間の制約がないため、不規則な勤務時間の仕事でも勉強と両立しやすい利点があります。
通信ではひとりで勉強を進めなくてはならないため、孤独を感じることもあるかもしれません。
しかし、定期的なスクーリングでクラスメートと共に学べるので、モチベーションを維持しやすいというメリットもあります。
通信の課程のある学校を探す集中講義・土曜授業などの制度がある場合も!
平日に夜遅くまで仕事がある人や、自宅と学校が遠くて平日に通学するのが難しい人のために、通常の講義以外にも行われる集中講義や週末の土曜日に授業を行う学校もあります。
平日では補えない勉強や理解度アップをはかります。
授業料の負担が軽くなる?社会人が使えるサポート制度
専門学校の学費は、入学金や授業料の他に実習代・設備費・研修旅行費などが含まれます。
社会人が利用できる授業料の減免や、給付金の制度を確認しておきましょう。
教育訓練給付金
厚生労働省が設けている、雇用保険の給付制度です。
雇用保険の被保険者である労働者が指定された講座を受講し終了したとき、受講経費の一部が支給されます。
支払った学費の最大70%(最大168万円)までが給付される、専門実践教育訓練給付金制度などがあります!
看護・介護・美容師・ビジネスなどさまざまな分野の講座が指定されているので、希望する学校が対象になっているかをチェックしましょう。
また、現時点で労働者ではない「離職者」の状態であっても、条件が合えば支給されます。
詳しくはベスト進学ネットの社会人特集でも解説していますのでご確認ください。
専門実践教育訓練給付制度の対象校を探す 社会人特集はこちら!修学資金貸付制度
福祉の分野では「修学資金貸付制度」という制度もあり、卒業後に介護福祉士や社会福祉士として働けるよう学費を貸し付けて、一定条件をクリアすると返済が免除になる制度もあります。
社会人でも奨学金は使える?
奨学金は学生が進学するときだけではなく、実は社会人でも利用することができます。
ただし、奨学金を借りる際には条件があり、条件を満たせない場合は借りられないこともあります。
進学前に自分が奨学金を受け取れる条件を満たしているのか、どのぐらいの金額を借りられるのかを確認しておくことで、学費の負担が軽減することができます!
奨学金は教育訓練給付制度とは異なり、厚生労働大臣が指定する教育訓練以外の分野でも借りることができる場合があります。
また、学校によっては独自の学費サポート制度を設けているところもありますので、教育訓練給付制度に該当しない分野を学びたい社会人は諦めずに、奨学金や学校独自のサポート制度を活用しましょう!
奨学金制度が充実している学校を探す既卒者の就職率ってどのくらい?
一般に、高卒者と既卒者それぞれの就職率を別々に公表している専門学校はあまり多くはありません。
既卒者に限った就職率を知るのは難しいですが、学校によっては「既卒者を含めた就職率は○%」などの形で公表しています。
就職率を確認するときは、卒業生がどのような企業・職種にどのような待遇で就職したかを年度ごとにチェックすることが必要です。
専門学校で学んだ分野の職業に就いているか、正社員かアルバイトかなどをしっかり確認しましょう。
こうした詳しい情報は、パンフレットやインターネットだけでは確認しきれませんので、オープンキャンパスなどで直接学校に出向いた際に確認すると良いでしょう。
オープンキャンパス開催中の学校はこちら!
社会人には個別相談会がオススメ
「高校生に交じってオープンキャンパスに参加するのは気が引けるし、仕事が忙しくてなかなか思うように予定が組めない…」という社会人にオススメなのが「個別相談会」への参加です。
多くの専門学校では個別に時間を調整して相談会を行ってもらえます。
仕事が終わった後や休日など、あなたの都合と学校の都合を合わせることができます。
学費や学力などの個人的な悩み事も相談しやすいのが「個別相談会」です。ぜひ活用してみてください。
個別相談会についてはこちら!ベスト進学ネットは社会人の再進学やスキルアップを応援しています。あなたも専門学校に進学して、新しい未来を切り開いてみてください。
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