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作業療法士について |
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作業療法士の資格取得を目指すには作業療法士の国家資格を取得するためには、まず医学的な専門知識を学べる学校に入学します。具体的には、専門学校・短期大学・大学のいずれかになります。授業では作業療法士になるための基本的な講義を受けたり、技術を習得するための実技研修を行ったりします。学校を卒業、もしくは卒業見込みがあると認められたら、国家試験を受験しましょう。
作業療法士の資格をとるメリット作業療法士は身体だけでなく、精神面へのアプローチも行います。そのため持てる知識の幅が広がり、さまざまな分野、例えば精神科などで働くという道へ転身することも可能になります。また、作業療法というのは、患者さんへの訓練を始めてすぐに効果が現れるものではありません。一般的には長期のリハビリになることがほとんどであり、それゆえに終了時には大きなやりがいを感じられるのが魅力です。患者さんと二人三脚で取り組む職業なので、訓練を行っていくうちに少しの変化でも感じられると、成果が得られた達成感を患者さんと一緒に喜ぶことができるでしょう。
作業療法士の国家試験について作業療法士の国家試験は、専門学校・短期大学・大学で3年以上学び、卒業した人(もしくは卒業見込みのある人)が受験資格を得られます。試験日はその年によって前後しますが、2月下旬〜3月上旬頃を目安に実施されます。また、合格発表は3月下旬〜4月上旬になるため、合格して資格を取得してから就職先を探すのではなく、合格を前提とした就職活動を行っておくことが大切です。
作業療法士の国家試験の内容作業療法士の国家試験は、一般問題と実地問題の2つで構成されています。問題の内容は基礎的な知識を問うものがほとんどですが、その出題範囲が非常に広いため、3年ないし4年間の在学中に学んだことを一から洗い直して勉強し直すことが必要になります。十分な時間を確保して、しっかりと勉強するようにしてください。また、作業療法における専門的な問題は、持っている知識だけでは対応できないものもあります。そういった場合は、一般医学の知識なども活用しながら、自分で考えて答えを導き出しましょう。
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