卒業生からのメッセージ |
初めての現場で、落ち着いて対応できた |
2002年度卒業
救急救命士科
隅谷 直人 さん
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勤務先 / 南魚沼市消防本部(新潟県)
出身校 / 県立小出高等学校卒業(新潟県) |
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どんな仕事をしていますか?
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私は現在、新潟県の南魚沼市消防本部に勤務しています。私の消防署では火災・救助・救急に対し兼務体制をとっているので一人一人が全ての職務に対応しなければなりません。出動以外では事務処理や、旅館や店舗などの施設で防火管理がきちんとできているかの立入検査、救急講習会、避難訓練指導など様々な業務をしています。
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この業界の変化について教えてください。
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ここ数年で、包括的除細動や気管挿管、緊急薬剤投与と救急救命士が行える処置は拡大し、救急の技術向上のためJPTECやACLSなどの活動が普及してきました。それだけ、これからの救急活動には高度な技術が求められ、責任が重いものになってきているのだと感じます。その分、今まで救うことができなかった命を救えるようになり、傷病者の痛みや不安を和らげることができると思います。
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救急救命士の仕事に就いてみて・・・。
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より良い救急活動を行うためには、日々、知識や技術を研鑚する必要があります。人の生命の関わる仕事ですから、努力したからといって必ずしもうまくいくというわけではなく、落ち込むこともあります。しかし、その分やりがいがある仕事だと思います。
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学生時代の思い出は?
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学生生活は、医療という今まで学んできた事とは、まったく違う知識を覚えなくてはいけないため、とても大変でした。なかでもシミュレーション実習は、現場を想定し、現場到着から病院到着までの救急活動を訓練するので、何度も何度も失敗しました。しかしそのおかげで、初めての現場でスムーズではないにしろ対応することができたのだと思います。又、保育施設実習や介護施設実習などの実習はとても楽しく貴重な体験ができました。
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救急救命士を目指す人へのメッセージ
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これから皆さんは進路を決めていくと思いますが、一つのことだけにとらわれず、色々なことを経験し、たくさんの人の考え方を聞くといいと思います。その中で自分の考えをしっかり持ち、視野を広く持って、どんな時でも柔軟に対応できるようになっていってほしいと思います。
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