卒業生からのメッセージ |
安心してもらえるよう常に利用者さんの立場になって考えています |
介護福祉士科
上田 さん
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勤務先:医療法人社団 和風会 介護老人保健施設メディケアイースト |
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介護老人保健施設でのお仕事はいかがですか?
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在学中からアルバイトしていた介護老人保健施設※で働いていて、22名の入居者の方が生活する4階のフロアを担当しています。介護福祉士の他にも、看護師や理学療法士などいろいろな職種の方が働いているので、他職種と連携した申し送りからはじまり、利用者さんの1日の生活サポートを行っています。食事、入浴などの介助の他に、集団体操のサポートや生活リハビリ、レクリエーションなども行っています。
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実際に働いてみて感じたことを教えてください。
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施設でアルバイトをはじめた当初は、利用者さんになかなか名前を覚えていただけず、「おーい」とか「ねえ」なんて声をかけられていました。それでもめげずに自分からどんどん話しかけたり、先輩の後ろに付いて回り、どう話しかければいいのか、どういう表情をすればいいのかを見て学んでいきました。利用者さんの表情もよく観察しましたね。私の言葉でどういうリアクションをするのか見て、どうすればもっと距離を縮めることができるのか考えました。はじめてきちんと名前を呼んでもらえたときはとても嬉しかったです。さらに「上田さん」から「上田くん」と呼び方が変わった時は親しみを感じてもらえていると思えて、じーんときちゃいました。利用者さんに心を開いてもらえるのは何よりの喜びです。そのことは今でも心に残っています。
介護福祉士として日々働いていく中で、常に相手の立場になって考えることを大切にしています。自分がやるとうまくいかないけれど、先輩がやるとうまくいくことがありました。経験を積むうちに、その原因は「自分のやり方」を押し付けていたからだと気が付きました。自分がやりやすい方法ではなく、相手のことを考えて相手に合わせたケアをしないと。その方が今何を感じているのか、何を思っているのかを常に考えることで、安心してもらえるケアが提供できると思うようになりました。
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東京福祉専門学校で学んだことがいかされますか?
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利用者さんとの会話の中で、その方の人となりや過去にされていたことについてお話できたときにやりがいを感じます。自分に対して心を開いてくれていると感じて嬉しいです。これは学校の学びの中で「傾聴力」が身についたおかげだと思っています。日々の授業や実習の中でたくさんの方と関わり、たくさん話を聴く機会があり、今まで自分が考えもしなかったことや価値観の違いについて学ぶことができました。その経験が今の自分の支えになっていると実感しています。
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