卒業生からのメッセージ |
一人でも多くの命を救うのが、私の使命です |
2009年卒業
救急救命士科
矢島 祥一 さん
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多治見市消防本部 南消防署勤務 |
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救急救命士は人の命を預かる仕事。
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消防職員を目指すことを決意したのは、2004年の新潟県中越地震の時に、親子3人が土砂崩れに巻き込まれ、余震が起きる危険な状況でも救助隊の方々が自らの危険を顧みずに救助にあたるニュース映像を見たことがきっかけです。誰一人諦めない姿が頼もしく見えて、私もそんな熱い気持ちを持ったチームで働きたいと思いました。現在、多治見市消防本部に救急救命士として勤務し、様々な現場に出動してきました。中でも多数の傷病者が発生した交通事故現場で初めてトリアージ※1を行ったときの緊張感は忘れることができません。三田校で集団災害を学んでいたのでそれを活かして冷静に活動することができましたが、人の命を預かる救急救命士という仕事の重みを改めて確認する機会になりました。
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初心を忘れずに厳しい訓練を積み重ねる。
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所属するチームでは日々現場を想定した厳しい訓練を重ねていますが、先輩方には“慣れ”を最も厳しく戒められます。一瞬の油断が危険や事故につながるため、常に初心を忘れずに業務にあたることを強く心がけています。多治見市では『救命率日本一』を目指し、毎年1万人を目標に市民の方々へ救急救命講習を行っています。救急救命士の資格を活かせるこのような地道な取り組みも大切にして、一人でも多くの命を助けていきたいです。 ※1 災害医療において多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定すること。
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