伝統的技能の継承から現代木造住宅建築まで
古代から現代にまで脈々と受け継がれている木造建築の技法。その実践的な技術を学ぶ、日本の大学の建築教育の中でも非常に希少なコースです。
めざすのは木造の建築物を一式建てられるだけの、技能・技術と知識の獲得。
木を中心とした素材への理解から、伝統技能に新たな創意工夫を加える発想力など、さまざまな能力が得られます。
木造系建築物を建設するだけでなく、伝統的建造物の保存修理、復元などの分野でも活躍が期待されます。
スーパーゼネコンから専門工事業まで幅広い進路を実現
コンクリートや鉄などの材料や構工法だけでなく、構造物の維持管理、社会資本の有効活用なども含めて学習。
構造物築造に関するさまざまな技能と知識を、総合的に習得するためのコースです。
実習では本格的な構造物を実際に制作。設計、計画、仮設など、工事過程に求められる技術・技能や知識に加え、現場マネジメントの能力なども体験を通じて学ぴます。
加えて新素材・技術を用いた施工法など、最先端分野にも取り組みます。
快適な生活環境づくりのための知識や技術を学ぶ
建物を風や雨から守るなど、より良い生活環境をつくるための外装・内装の仕上技能を習得するためのコースです。
さまざまな材料と技法が存在する仕上では、高い技術・技能はもちろんのこと、材料特性の理解や風土に合わせた技法選択も重要な要素。
さらには作業者をまとめるマネジメント能力も必要とされる、奥深い分野です。
またこのコースでは、外装仕上に関わる造園や、内装仕上に関わる内装装備(インテリア)についても合わせて理解を深めます。
原寸・現場感覚を身につけた建築士や設計士をめざす
建築士をめざす、また構造設計や環境デザインなどを手掛けることを目標としたコースです。
機能性、デザイン性、耐久性を兼ね備えた建築デザインを行うだけでなく、使用する人の使い勝手も配慮し、実践的な学びを深めていきます。
また木造・鉄筋コンクリート、鉄骨造など各種建築物の特性を理解したうえで、人間や環境とのマッチングについて考察する能力も習得。
環境への配慮がより求められる時代に適応する人材をめざします。