シェアする ログイン
  1. TOP
  2. 兵庫 専門学校
  3. 神戸医療福祉専門学校三田校
  4. 卒業生からのメッセージ

神戸医療福祉専門学校三田校
卒業生からのメッセージ

卒業生からのメッセージ

卒業生のイメージ

歯科医院で言語聴覚士として活躍する卒業生にインタビュー

言語聴覚士科(4年制)
森本 爽さんさん

2021年度卒業生

プロフィール

兵庫県立西脇高等学校 出身
津田歯科医院 勤務

取得した資格

言語聴覚士

■ 津田歯科医院で働こうと思ったきっかけは?

森本さん「私自身の親知らずを抜きたくて来院した時、当院では呼吸や姿勢からこどもの歯並びや口腔機能を改善する治療をされていると知り、言語聴覚士も加われたら面白そうだと感じたのがきっかけです。医院の雰囲気も明るく、言語訓練が出来そうなお部屋もあったので、『ここで働きたい!』と思い、親知らずを抜く手術中に医院長に『雇って下さい!』とお願いしました。」

■ 現在のお仕事内容は?また歯科医院で言語聴覚士が働くメリットは?

森本さん「主に子どもさんや高齢者の方に関わっています。発音が上手く出来ない子どもさんには、発音の訓練や口腔機能向上のためのトレーニングを行っています。高齢者の方には口腔機能を調べる検査を行い、必要に応じて口腔機能を維持するトレーニングや飲み込みの指導を行っています。また、子どもさんの「姿勢」「呼吸」「発音」「生活習慣」は放っておくと成長するにつれて様々な問題が出てくるので、早いうちから改善させる必要があります。それから多くの場合、言語聴覚士が嚥下訓練を行っている患者さんは、後遺症や誤嚥により肺炎を繰り返すなどすでに既往がある方を対象としています。食べることに違和感があったとしても“病気”ではないためリハビリテーションを受けることは出来ません。しかし歯科医院では“少し飲み込みにくくなってきた”“お口の機能が衰えないようにしたい”といったニーズがあれば、予防的に言語聴覚士のトレーニングを提供することが出来ます。」

■ 仕事の大変さ、やりがい、魅力などを教えてください。

森本さん「子どもの発音のトレーニングは十分な口腔機能があってこそ正しい発音を習得できるのですが、良くない姿勢や呼吸によって口腔機能の成長は妨げられることがあります。
口腔機能のプロフェッショナルである歯科医師、歯科衛生士と連携して、理想的な成長へと導くことが出来るということ魅力だと思います。歯科医院で言語聴覚士が活躍するということ自体まだメジャーではありませんが、とても相性のいい分野だと感じています。」

■ 仕事をする上で、心がけていることや大切にしていることは何ですか?

森本さん「患者さんに“悪くなってしまう原因”と“悪くさせない方法”の両方を知ってもらうことです。症状を改善させるだけではなく、なぜこのような症状が起きたのか、放っておくとどうなるのか、何のためにトレーニングを行うのか、患者さんに理解・納得して頂き、前向きにトレーニングに取り組んで頂くことを大切にしています。」

■ 学生時代に経験したことで、今も役立っていることは何ですか?

森本さん「専門学校の先生方とのつながりです。現在の職場の方も初めて言語聴覚士を採用し、私自身も社会人1年目。教えて下さる言語聴覚士の先輩がいない中で働くことになりました。困ったことや分からないことがたくさん出てきたところで、三田校に電話し、言語聴覚士科の先生からアドバイスを頂きました。卒業しても遠慮なく先生に助けを求められる関係を築かせてもらえたのは教員と学生との距離が近い三田校の特長だと思います。」

■ 今後の目標や、挑戦したいことを教えて下さい。

森本さん「助産師、栄養士、歯科医師、歯科衛生士と連携して、乳児の哺乳・補食に関する相談や指導を行える言語聴覚士になりたいと思っています。また、読み書き、コミュニケーション等、小学校の普通級に通う支援が必要な児童をサポートする仕事を地元地域でやっていきたいと考えています。」

■ 言語聴覚士を目指す皆さんに向けてメッセージをお願いします。

森本さん「言語聴覚士の仕事の幅は広いです!今はイメージが付かなくても自分が“おもしろそう!”と思える分野や働き方がきっと見つかるはずです。専門とする分野、働く場所、働き方にたくさんの選択肢があることが言語聴覚士の資格の強みです!」

次の卒業生>

卒業生からのメッセージ一覧