卒業生からのメッセージ
特殊メイクは、厳しい世界
特殊メイク学科
岩倉 知伸さん
プロフィール
1984年生まれ。香川県出身。2002年、東京ビジュアルアーツ 特殊メイク学科に入学。制作に没頭しては、作品をイベントなどに出品する日々を過ごした。川崎ハロウィン2004優勝、ベルファーレ2004準優勝など、受賞多数。
現在はフリーで、映画やCMの特殊メイク・特殊造型などで活躍している。主な作品:『子ぎつねヘレン』『どろろ』『ゲゲゲの鬼太郎』『私は貝になりたい』『カムイ外伝』『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』
今就いている仕事
特殊メイクアーティスト
■ 今の仕事について教えて下さい。
特殊メイクアーティストとして、CMや映画『ゲゲゲの鬼太郎』『どろろ』『妖怪大戦争』などに携わっています。
作業は結構大変だし、はっきり言って厳しい世界。だから本当に好きではないとやっていくことは難しいのかもしれません。ただ、好きだと、苦労だと思わずに楽しんで取り組むことができますね。
■ 目指したきっかけは?
子どもの頃から自転車を分解しては独自のデザインで組み上げたり、家具やシルバーアクセサリーを自作することに夢中でした。
自作できるものは独学でやってしまったので、東京に出ないと経験できない未知の世界に踏み出したくて専門学校に入ることに決めました。そして、高校2年生の頃から何度も東京ビジュアルアーツの体験入学に参加。広い場所で良い道具を使って自分の好きなことが出来る点に魅力を感じて入学しました。
■ 後輩へのメッセージ
まだ迷っているとしたら、簡単には決めないでください。特殊メイクの業界は中途半端な気持ちではやっていけませんから。それが心から好きと言えるものなのかどうかを、考えてから決めて欲しい。僕のように何度も体験入学に参加したり、しっかりと考えて見極めてほしいですね。
※こちらのコンテンツの写真・文章は、2013年度学校案内より転載しております。