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中卒でも専門学校に入学できる!高等専修学校(専修学校高等課程)とは?

その他のまとめ 更新日 2024.03.28
中卒でも専門学校に入学できる!高等専修学校(専修学校高等課程)とは?

目次

専門学校で学ぶことができるのは、高卒以上の方々だけではありません。

中学校卒業者を対象にした「高等専修学校(専修学校高等課程)」は全国に存在しており、多くの学生が学んでいます。

高等専修学校では将来なりたい職業を意識した能力を養う上、大学進学を目指すことも可能です。

高校中退者や中卒で社会に出た人にとって、再度の勉学機会にもなります。

特に「中卒だけど専門学校に進学したい人」にぴったりなので、詳しく解説していきます。


高等専修学校(専修学校高等課程)とは?

高等専修学校(専修学校高等課程)は、1976年1月に学校教育法124条に定められた「学校」です。

授業数や有資格の教職員数・設備などの一定の基準を満たした場合、都道府県知事の許可を受けて設置される正式な教育機関となっています。

全国に404校(※)あり、34075人(※)の学生がさまざまな分野を学んでいます。

※令和2年度 文部科学省・東京都学校基本調査(専修学校・各種学校の現状より)


高等専修学校で学ぶ目的

高等専修学校は、設立当初から目的があります。

それは「職業もしくは、実際生活に必要な能力を育成し、または教養の向上を図ること」とされています。

早い段階で専門分野を学ぶことで、希望する業界で必要とされる資格・就職が有利になるスキルを身につけることができます。

将来なりたいもの、やってみたいことが明確になっていれば十分検討する価値があると言えます。

高等専修学校(専修学校高等課程)はコチラ

高等専修学校で学べる学科は?

高等専修学校で設置されている分野は下記の通りです。

工業

自動車整備、建築、情報処理、電気など


農業

農業科など


衛生

調理師、製菓製パン、美容師、理容師など


教育・社会福祉

介護士、介護福祉士、保育など


商業実務

事務経理、簿記、各種ビジネスなど


服飾

ファッション、服飾、家政など


文化・教養

美術、デザイン、演劇、スポーツ、一般教養、公務員試験対策など

※全国高等専修学校協会より一部参照

一通りの分野と学科コースが揃っていますが、普通高校ではあまり詳しく学べないものが多めになっています。

学びたいものに合わせて学校を選ぶと良いでしょう。


高等専修学校(専修学校高等課程)のメリット

高等専修学校(専修学校高等課程)にはいくつかのメリットがあります。

全部で大きく3つあるので、順番に解説していきます。

3年制なら高卒の資格をGET

結局、学校に出ても経歴上「中卒」のままであることを心配されている方も多いと思います。

3年制の高等専修学校(専修学校高等課程)なら、所定の基準を満たすことで「高卒資格」を得ることができます。

将来的に就職したときの待遇(給料・年収)や今後のキャリアは、「中卒」と「高卒」で大きく差がつく場合があります。

経歴を意識するならぜひ、「高校卒業資格」を意識していきましょう。


専門的な知識・技術を学べる

普通高校では一般科目(国語・数学・社会・英語・体育など)を中心に、一部専門的な分野(工業・商業など)勉強をします。

高等専修学校の場合、より専門的な知識と技術を学ぶことができます。

早い段階から専門的なことを学び資格取得などを目指すので、将来的に希望する業界や職種に繋げやすいと言えます。


卒業後は大学進学も目指せる

冒頭で説明した通り、将来的に大学への進学も目指すことができます。

就職するための能力を磨く色が強い一方、改めて学びたいことの再検討や進路変更の選択肢に入れることも可能です。

もし、無事卒業できれば「大卒」となるため将来の幅も広がることでしょう。


高等専修学校(専修学校高等課程)のデメリット

一方、高等専修学校(専修学校高等課程)ならではのデメリットも存在しています。

やりたいことが入学後に変わると学科が合わなくなるかも

やりたいことが明確になっていない状態や、なんとなくで決めてしまうと起こりうるケースです。

入学後に将来やりたいことが変わった場合、選んだ学科が合わなくなる可能性があります。

自分自身の心で強く決めている場合、心配ありませんので大丈夫です。


一般教養が普通高校と比べて少なめ

あくまで専門的なことを学ぶ学校であるため、普通高校でやるような総合的な学科・教養は少なめです。

幅広く色々なことを学ぶわけではないことを頭に入れておきましょう。

ただし、普通高校を基準とした場合なのでまったくゼロであるということではありません。


高等専修学校の入学は難しい?

入学試験は基本的に、下記3点による選考が中心となっています。

  • 面接
  • 作文
  • 書類選考

学力でふるいにかけるより、本人の勉強に対するやる気などを総合的に判断しています。

入試のハードルは決して高いというわけではありませんので、一般入試などと比べるとかなり安心できます。


取得できる資格は何がある?

メリットで説明した通り、3年制の高等専修学校(専修学校高等課程)で条件が揃っていれば「高卒資格」が取得できる点は非常に大きい要素です。

その他にも、さまざまな国家資格を取得できます。

資格取得を視野に入れておけば、就職時にも役立ちます。もし大学進学を希望していても、受験がスムーズにいかなかった際に資格を活かして就職へ切り替えることも可能です。

そのため、高等専修学校(専修学校高等課程)は就職・進学どちらでも対応することができます。

以下は、実際に高等専修学校(専修学校高等課程)で取得可能な資格となります。

卒業と同時に得られる国家資格
  • 調理師(衛生分野)

卒業と同時に得られる国家資格などの受験資格
  • 自動車整備士3級(工業分野)
  • 准看護師(医療分野)
  • 製菓衛生師(衛生分野)
  • 理容師・美容師(衛生分野)

この他に、簿記資格や公務員試験に特化した内容の高等専修学校(専修学校高等課程)もあります。

試験の一部科目が免除されるケースも多く、さまざまな利点があるでしょう。進学する際には、自分の進路に必要な資格取得をプランニングしながら決めることが効果的です。

例えば理容師・美容師などは、関連の高等専修学校(専修学校高等課程)を卒業すると受験資格が得られます。

よって、「高校を卒業してから専門学校に通って受験資格を得るよりも早く受験資格を得る」ことができます。

専門学校卒よりも若い高等専修学校(専修学校高等課程)の卒業生は、理容師・美容師や調理師など、手に職をつけられるような仕事に適していると言えます。

すでに将来を見据えて進学を考えているのであれば、高等専修学校(専修学校高等課程)は1つの選択肢となるはずです。


自分にぴったりな学校を見つけよう

高等専修学校(専修学校高等課程)は、高校を中退した人や中卒で社会に出た人、これから中学を卒業する人にもいろいろな可能性を提供してくれます。

もしあなたが中学卒業後になりたい職業へ近道したい、知識や技術力を磨きたい、できるだけ早く手に職をつけて働きたいと思うならば高等専修学校(専修学校高等課程)をご検討ください。

ベスト進学ネットには、さまざまな専門学校が掲載されています。

まずは気になる学校のパンフレットを請求して、あなたにぴったりな学校を見つけてください。

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