
奨学金ナビ
奨学金の種類を詳しく解説!
奨学金ナビでは、奨学金について丁寧に解説しています。
奨学金ってどういうもの?
奨学金制度は、能力のある学生に対して金銭の給付や貸与を行う制度です。

奨学金にはお金を返さなくてもいい「給付型」と、学業を終了した後に低金利または無利子で返済する「貸与型」のものがあります。
どんな種類があるの?


日本学生支援機構の奨学金
最もポピュラーな奨学金は「日本学生支援機構の奨学金」です。「日本学生支援機構の奨学金」では、無利子で貸与する「第一種奨学金」と有利子で貸与する「第二種奨学金」に加え、返済が免除される「給付型」が平成29年度から導入されました。

民間育英団体の奨学金
民間育英団体では、返済の必要の無い給付型奨学金があります。主に、公益財団法人や一般財団法人に該当します。

修学資金の貸与
修学資金の貸与は、進学費用を自治体、団体等が学生に貸し付ける制度です。貸与なので貸与型奨学金と同じように思われるかもしれません。
しかし、卒業後に学校で学んだ分野の職業に一定期間就業すれば貸与金が免除になるため、給付型奨学金と同じ性質も持ちあわせています。
この制度は、看護師、保育士及び介護士等のエッセンシャルワーカー養成の分野で多く募集されています。
看護師、保育士及び介護士等を目指して進学する学生が、その職業に就けば返済免除になるため、メリットの大きい制度と言えるでしょう。

その他の奨学金について
看護系の進路を希望する学生には、病院から奨学金が支給される制度があります。
他にも、「地方自治体の奨学金」「民間育英団体の奨学金」「学校独自の奨学金」「特待生向けの奨学金」等の奨学金があります。
これらは、経済的理由や学業成績が優秀であったり、スポーツ・部活動の成果により、入学金や学費の一部または全額を免除する「給付型」の制度を設けている場合があります。
給付型と貸与型の違い

給付型奨学金
給付型奨学金は「返済の必要がない奨学金」です。そのため次のようなメリット、デメリットがあります。
メリット
社会人として働いて稼いだお金をそのまま使えます。給付型奨学金のメリットが得られるのは、学生の頃ではなく社会人になってからと言えるかもしれません。
デメリット
給付型奨学金を利用する点においてデメリットはありませんが、採用されにくいという点はデメリットと言えます。
主に「利用条件が厳しい」「採用人数が少ない」の二つが原因です。
経済的理由だけではなく、高校時代の成績、課外活動の成果及び入学試験の成績等が関係してきます。
このように利用条件が厳しいうえに採用人数も少ないため、誰もが利用できる奨学金制度ではないのです。

貸与型奨学金
貸与型奨学金は「借りる奨学金」であることが、「給付型奨学金」と大きく違う点です。そのため次のようなメリット、デメリットがあります。
メリット
貸与型奨学金のメリットは採用のしやすさです。採用のしやすさには次の理由があります。
- ●多くの団体が実施している
- ●採用人数が多い
- ●利用基準が緩い
このように貸与型奨学金は採用されやすく、給付型奨学金よりも学費に利用できる可能性が高いです。そのため、「奨学金以外に学費を支払う手段がない」と悩んでいる人にとっては、メリットが大きいとも言えます。
デメリット
貸与型奨学金のデメリットは、当然と思われるかもしれませんが返さなければならないことです。
貸与型奨学金の返済が始まるのは学校の卒業後になります。
社会人になると、結婚、親の介護等で学生の頃よりも多くの支出があります。そのような状況で毎月奨学金を返済していくことは大きな負担です。
貸与型奨学金を利用するときは、卒業後はしっかりと返済していくという決意が必要と言えます。
奨学金制度を利用するためには?
給付にしろ貸与にしろ奨学金制度を利用するためには、高校時代に勉強、課外活動等にしっかり取り組むことが大切です。
なぜなら、奨学金制度の利用には、高校生のときの活動が評価されるからです。
世帯年収も関係しますが、高校生のときの成績、課外活動の成果等が大切になってきます。
入学試験の成績がよければ採用される奨学金もありますが、よい成績を取るためにも高校生のときの地道な努力が必要です。
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