専門学校、短大、どっちがいいの? 大学との違いって? 短大を知ってあなたの疑問を解消しましょう!
文部科学省による短期大学の概要では「短期大学の個性・特色は地域の身近な高等教育機関として、短期間で大学としての教養教育やそれを基礎とした専門教育を提供する点にあります。」と説明されています。 「地域に身近でありながら、短期間で教養教育や専門教育を提供してくれる学校」が短大です。
学問の理論を学んだり研究を行う。一般教養と専門分野を両方学び、幅広い知識を身につけ社会に貢献できる人物を育成する。4年間をかけてじっくりと学べるが、その分学費も高くなりがち。
手に職をつけるため、より実践的で専門的な勉強や実習を行って社会に出てから即戦力になれるような人材を育成する。2年間で学ぶので学費も安く済み、社会に早く出られる。
短期大学は、大学と専門学校の 両方の良いところを兼ね備えています!
充実の設備 学士の取得
少ない学費 短い修業年限
短大は、理論や研究を行いつつ、実践的で専門的な勉強や実習を行います。2年間なので学費が安く済み、社会にも早く出られます。
具体的に短大とはどんなところなのでしょうか。 入試・学生生活・学費・就職サポート・卒業後の進路 の5つに分けて考えてみましょう。 短大への進学を視野に入れている方は自分に合うかどうかも考えながら読んでくださいね!
希望する短大の指定校推薦を自分の高校で得られるかどうか先生に確認しましょう。 平成29年度文部科学省の調べによると短大に入学を決めた59.6%の人が学校推薦型選抜で入学しています。
総合型選抜も含めると74.8%もの人が学校推薦型選抜や総合型選抜で入学しています。
短大の学生生活は期間が短い分、一般的に大学に比べて忙しいです。短い期間で単位を取得しなければいけないので、必然的に学ぶことの量は多くなってきます。しかし、時間が限られている分、中身が充実した2年間を過ごすことができます!(※3年制の短大もあります。)
大学と比べて、実習が多いのも特徴です。一般教養を学びつつ、専門技術を学ぶことができるため、即戦力として社会で活躍する人も多いようです。
短大にも大学同様サークル活動があります。短大でもサークルに入れるの?と懸念している方もご心配なく。短い分、濃い時間を思いっきり楽しみましょう!
短大の学費は期間が短い分リーズナブルです。勉強はしたいけど4年分の費用が用意できない…そんな方も落胆する必要はありません! 短大は専門学校並みの学費で通うことができます。短い期間でしっかり勉強して、社会に出て早く収入を得たいなら短大を考えてみると良いでしょう!
期間が短い分、早く就職することができ「就職への近道」とも言えるでしょう。少人数制の短大が多く、一人ひとりに細やかな指導が行き渡ります。そのため、短期間で集中して資格取得を目指したい方、早く社会に出たい方に向いていると言えます。
また、短大は地域に密着しているので、家から通える短大であれば、家から通える就職先を探せます!
就職だけでなく、進学や留学がしやすいというメリットがあります。短大を卒業することで多彩な進路が選べます。卒業時には「短期大学士」の学位が与えられます。「短期大学士」は国際的に通用する学位のため留学に有利だったり、短大で取得した単位を活かして大学に編入することもできます。
とりあえず2年で卒業して社会に出ることを目標としつつ、もっと勉強したいと思ったら編入や留学といった進路変更がしやすいと言えます。 今4年間大学に通う前提は難しいけど、2年後もっと勉強したいと思うかもしれない…そんな人にも短大はぴったりと言えます。
大学に編入した人の51.3%が短大からの入学者です。このように大学編入は多くの短大生に利用されている制度と言えます。大学でもっと勉強したい、更に多くの資格を取得したい、進路選択をじっくり見極めたいと考える学生から特に支持されています。 また大学編入をすることで新たな友人との出会い、海外の大学への留学や就職における選択肢を広げることができるといったメリットもあります。 このように大学編入により様々な可能性を見つけることができます。
大学に編入した人の51.3%が短大からの入学者です。
短大のメリットをご紹介しましたが、もちろんすべての学校にあてはまるわけではありません。 学部・学費なども学校によって異なりそれぞれ特徴があるので、学校の資料を請求してじっくりと見比べてみてはいかがでしょうか。 最終的に将来を決めるのはあなた自身です。後悔しないよう自分に合った進路選びをしましょう。
この特集では一般的な4年制大学と2年制短大、2年制専門学校を比較しています。 短大でご紹介したメリットは大学・専門学校でも該当する場合があります。 各学校の特徴は様々ですので、資料請求やオープンキャンパス等で確認してください。