四足動物には肩こりがなく人間は立って生活をする結果、肩がこるようになったと言われています。 立つことにより、頭や腕の重さに加え筋肉や脂肪などのウェートが頚から肩にかかり肩が下がろうとします。 身体はもとの位置に戻そうと肩を上げる筋肉（肩甲挙筋や僧帽筋や菱形筋など）が常に働いて同じ姿勢を保とうとします。

すなわち筋肉がいつも働き詰めになっている状態となるのです。 結果、筋肉の中の血管は押し潰されて循環を阻害し、酸欠や老廃物の蓄積となり肩がこるのです。

予防ポイントは血行を良くする事。血行を良くし痛みの原因となる蓄積された物質や硬結を和らげます。 押すことによってリラックスさせ、筋肉の中を通る血管を回復させます。

写真にあるツボを参考に、毎日気持ちが良い程度の刺激で押してください。また解消法としては冷やすより温めた方が効果的です。 ホットタオルなどを用いて患部にあてて下さい。

その他は適度に身体を動かすことは重要です。 ストレッチやヨガや水泳などがお勧めです。睡眠もしっかりとり、姿勢にも普段から気を付けましょう。

一口に肩こりと言っても心配いらないものから、病気が原因となって起こるものまで様々あります。 ほとんどの場合は、不良姿勢などによる肩の筋肉の緊張や運動不足などが原因で血行不良となり痛むことが多いのですが、 痛みが増す時や頭痛や吐き気や熱を伴う時などは注意が必要です。

また左肩から上肢にかけて痛みや痺れがあるときは心臓疾患が、 右肩から上肢にかけて痛みや痺れがある場合は肝臓疾患の可能性もあります。 すなわち内臓が悪くても肩こりになることがあるのです。

他にも頚椎（首の骨）の異常や五十肩、頸肩腕症候群、心の病気や眼精疲労からくるもの、 歯の病気、更年期障害など肩こりになる原因疾患は様々あるのです。 （もし学校に入学したなら、これらの鑑別診断や、あん摩マッサージ指圧師、鍼師灸師が治療できるのかなども学びます。）

いつリストラされるか解らない不況の時代において、手に職をつけるということは素晴らしいことです。 その中でもこのあん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの仕事は国家資格であり、 国から認められている職業です。またツボを学ぶことにより、世の中の病で苦しんでいる人を助けるだけでなく、自分自身も健康になります。

活躍の場は治療院だけでなく、スポーツトレーナーや美容業界への道など選択肢も広がります。 また、独立開業も魅力です。将来何をやろうか悩んでいるあなた、一緒に東洋医学を学んでみませんか？