辻村和服専門学校の大浜 光美先生に聞いてみました!
和裁士はどんな仕事ですか?
着物の仕立てや直しのプロです。和裁士の特徴は自宅で仕事をしたり、年を重ねてもできたり、自分のペースでできる点です。
着物は結婚式や成人式等、人生に晴れの日に着られる物です。 その着物を仕立てたり、直したり、大変有難がられる仕事です。 また、現在、一般的に和裁士として活躍している方の年齢も高く、5年後、10年後は和裁士が大幅に不足することが考えられ、若い和裁士が求められています。 和裁教員としてのやりがいは何ですか?
常に前向きに、学生の“上手になりたい“気持ちにとことん付き合います。なかなか上手に出来なくても、粘って努力した結果、プロの和裁士になった学生をたくさん見てきました。
そんな学生たちを側で見られることが私のエネルギーの源です。本気でやれば結果は出ます。 和裁に携わっていると、日々の経験の大切さを身にしみて感じることができます。 長い間積み重ねた経験と知識が自分にとって大切な財産となり、人生を豊かなものにしてくれるだろう、という想いが毎日のやりがいにつながっています。 学校ではどんな勉強をしますか?
プロの和裁士に求められるのは、和裁の専門技術と、伝統文化にふれる豊かな心です。着物が縫えるだけでは、プロと呼びません。
速く、正確に、美しく、あらゆる種類の着物が縫えることが必要とされます。 そのために一人ひとりの成長を見ながら丁寧に個別指導を行っています。 技術以外にも着付、茶道などで、素晴らしい人間関係、礼節、思いやりの心を学びます。
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