東邦歯科医療専門学校の酒井 敬司先生に聞いてみました!
歯科技工士とは、どんな資格ですか?
歯科医療人・歯科医療従事者として患者さんの健康管理や向上を行うための歯科医療用具を製作する仕事ができる資格です。学校を卒業した者に国家試験の受験資格が与えられ、試験に合格すると厚生労働大臣免許を取得することが出来ます。また、医療用具とは口の中に技工物(入れ歯や金冠など)を入れて、調和がとれ、話をしたり食べ物を食べたりしたときにしっかりと機能するものです。この医療用具を作るための技工技術を習得し、歯科医療に貢献する資格です。
どんな知識が必要ですか?
資格を取得するためには、頭の骨のことや歯の形、義歯(入れ歯)についての基本的な理論と製作方法、金属冠や前装冠(白い歯)についての基本的な理論と製作方法、これらに使用する材料の性質などの知識が必要です。
国家試験科目は、学説では関係法規、有床義歯技工学、歯冠修復技工学、歯の解剖、矯正歯科技工学、小児歯科技工学、顎口腔機能学、歯科理工学の8科目、実技では4ケースの実地試験があります。国家試験は学説が1日、実地が1日の2日間行われます。 東邦歯科医療専門学校 ではどんな勉強をしますか?
専門科目として歯の形や名称、入れ歯の作り方、白い歯の作り方、歯科材料について、矯正・小児歯科、歯科技工法などの講義と実習を学習します。実習では基礎から臨床的なものまでの繰り返しにより、やれば出来るということを直に学び、実社会にも役立つようになります。さらには、実践力もしっかりと身につきます。
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