東京YMCA医療福祉専門学校の温井 恵先生に聞いてみました!
作業療法士になるには、どんな知識が必要ですか?
解剖学、運動学、生理学という基礎医学で人間の体を構成する基礎知識を深く学びます。そこから、実際にどのような病気や障害がその方の生活や人生に影響を与えるか、作業療法としてどのように関わるかなど実技を通して学びます。
また、私達作業療法士は「作業活動」を治療として用いるため、陶芸や織物、木工などの作業活動を体験するのも授業の一部で大切な知識となります。 作業療法士の活躍の場を教えてください。
分野としては、成人の方の骨折や脳血管疾患など身体面に関わる身体障害領域、精神面に関わる精神障害領域、生まれながらに障害のあるお子様と関わる発達障害領域、高齢の方と関わる老年期領域とあります。
年齢層、生涯像ともに幅広く関わることができるのも作業療法士の特徴です。 病気やケガをしてすぐの入院時期から、退院されてから日常生活をする外来や自宅に伺う訪問など、その方に合わせた関わりをします。今後は更に地域として学校、デイサービスと活躍の場を広げています。 東京YMCA医療福祉専門学校 ではどんな勉強をしますか?
基礎医学、作業療法学などももちろんですが、当校では実習の前から実際に病院へ出向き、作業療法の場面を見学させていただいたり、実際に障害と向き合いながら生活をされている当事者の方に来校していただいたりと、実技、臨床現場により近い授業形式を意識しています。
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