言葉を持たない動物たちの思いに答え、飼い主さん、動物、獣医師の橋渡しをする大切な存在です。受付や診察・治療の補助、検査など、なんでもこなす動物医療の最前線で活躍するスペシャリスト。現在、動物系専門学校各校で独自に決められている授業内容や授業時間が２０１４年より統一され、認定動物看護師の受験資格を得るためには、動物看護師統一認定機構が推奨する「動物看護師育成モデルコアカリキュラム」を導入した学校で履修することが必須となります。獣医医療のチーム化や社会のニーズにこたえ、動物看護師の知識や技術が高度化することで、社会的地位も向上し、活躍する分野がさらに広がります。

病気やケガで苦しんでいる動物や周産期の動物に対して療養上の世話を行ない、獣医師の施す医療の補助を行なう、それが動物看護師の仕事です。動物病院の受付や電話で飼い主さんを応対したり、入院動物のデータを管理したり、敬語やパソコンの知識も求められます。命を扱う現場ですので大変ですが、とてもやりがいのある仕事です。動物のことが本当に好きで、１頭でも多くの動物を助けたいという強い気持ちのある人に向いています。

動物看護師を目指す学生さんは動物医療に関する知識や技術を中心に勉強しますが、それ以外にも美容やお手入れに関する技術、しつけトレーニングに関する技術、アニマルセラピーや訪問活動の実践など、総合的に勉強し本格的なペットのプロを目指します。また社会人として必要なビジネスマナーやコミュニケーション力、パソコンスキルも併せて習得します。
本校では、動物看護師の公的資格化に向けて2014年より「動物看護師育成モデルコアカリキュラム」を導入します。