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介護福祉士の国家資格

高校生のみなさんの中で、実際におじいちゃんおばあちゃんと暮らしている高校生も多いと思いますが、実際に“介護”にまで関わった高校生はほとんどいないでしょう。でも、介護まではいかなくても、おじいちゃんやおばあちゃんのお手伝いやお世話ならした事がある高校生もいると思います。

一言で介護といっても奥が深く、オムツ交換や着替えの手伝いをするだけが介護ではありません。介護には、高校生のみなさんが想像する以上に難しい場面もありますし、そして想像以上に嬉しい場面がたくさんあるのです。

その介護をするプロが“介護福祉士”という国家資格を取得している人になります。介護福祉士国家資格は一体どのような資格で、現在高校生のみなさんがどのように取得できるのかをまとめて見ました。高校生のみなさんが興味を少しでも持って頂けたら嬉しいです。

介護福祉士は社会的に認められている国家資格

介護の仕事をする上で誰でも取得可能な「介護職員初任者研修課程」(旧ホームヘルパー2級)という資格があります。この資格は、国が定めた時間の研修を受け、修了試験に合格する事で取得できる資格です。「介護職員初任者研修課程」(旧 ホームヘルパー2級)の資格は受講すれば誰でも取得可能できます。

一方、介護福祉士は、国が定める唯一の介護の国家資格です。介護福祉士を取得してさえすれば、一生、介護福祉士として社会で働く事も出来ますし、結婚した後の再就職も困る事はありません。そして、社会的にも介護福祉士は認められていて、「介護職員初任者研修課程」(旧 ホームヘルパー2級)の上位資格なのです。

介護福祉士の取得方法パート1

では、高校生のみなさんが介護福祉士になるにはどうすれば良いのでしょうか?テレビでは医師や看護師の活躍はよく放送されますが、介護福祉士の活躍はあまり放送されませんよね?せっかく介護福祉士を目指そうと思っている高校生も、どうしたら介護福祉士になれるのか?疑問に思うはずです。

ここでは簡潔に介護福祉士の取得方法について図を使いまとめてあります。介護福祉士の取得方法にはいくつかの選択肢があります。高校生のみなさんが、これから介護福祉士を目指そうと考えていればぜひ参考にして下さいね。
図1では、介護福祉士国家資格を、専門学校や大学等の介護福祉士養成校を卒業し国家試験に合格する事で取得できるルートを示しています。まず、左側の矢印ですが、介護福祉士養成校(専門学校など)を卒業し国家試験に合格する事で取得が可能です。このルートが最短2年で取得できるルートとなります。次に、黄色の矢印です。これは福祉系の大学を卒業し、その後、介護福祉士の短期の養成校を卒業し国家試験に合格する事で取得が可能です。

ピンクの矢印になります。社会福祉士養成校を卒業し、更に介護福祉士養成校(1年以上)を卒業し国家試験に合格する事で取得も可能です。

最後に青の矢印になります。保育士養成校を卒業し、更に介護福祉士養成校(1年以上)を卒業し国家試験に合格する事で取得も可能です。

今までこれらのルートでは卒業と同時に介護福祉士国家資格を取得できましたが、今後は卒業時に介護福祉士国家資格を受ける必要があります。

介護福祉士の取得方法パート2

高校を卒業した後に、すぐに介護の現場で働きながら取得を目指す方法です。現場の経験を3年以上積み、国家試験を受ける方法もあります。

ベスト進学ネットでは専門学校や大学等でしっかり勉強して、介護福祉士を目指すルートをおすすめしています。専門学校や大学等の介護福祉士養成校では座学や実習を経て、より専門的で実践的な勉強ができるからです。

介護福祉士は社会的に認められている国家資格

介護福祉士取得のルートについてお話ししましたが、高校生のみなさんは興味を持たれましたか?これから更にお年寄りが増える日本で、介護の仕事は非常に求人も多いのが現実です。しかも、今まで看護師のみしかできなかった“痰の吸引”作業も介護福祉士が研修を修了していれば実施できるようになりました。これも、介護福祉士の社会的役割が理解され、より専門的になってきた証拠です。
高校生のみなさんいかがでしたか?介護福祉士の取得方法について話をしてきましたが、介護で働く事で大切なのは、相手を思う優しさです。自分より年上のおじいちゃんやおばあちゃんですから、言葉使いも大切ですし、相手を敬い尊重することが介護では重要なのです。そうした相手を思う優しさを忘れなければ、みなさんはきっと素晴らしい介護福祉士になれるはずです。
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